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『2006年上半期-経済・経営書ベスト100』
週刊東洋経済 2006年8月12日・19日合併号 82~89ページ)
【17位】
| 孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生 | |
![]() | ロバート・D. パットナム Robert D. Putnam 柴内 康文 柏書房 2006-04 売り上げランキング : 21876 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
●治安の悪化、教育崩壊、民主主義の危機。本書はその共通原因をコミュニティの衰退に探る。家族、近隣、職場、地域の団結力がなぜ低下したのか、また再生に何が必要かを、米国の膨大なデータを基に立論していく。日本でも同様の議論が可能なはずだ。地方行政の関係者に広く薦めたい。(柴山桂太)
●社会関係資本について論ずるうえでの現代の古典。訳もすばらしい。(山下範久)
【17位】
| 資源インフレ―日本を襲う経済リスクの正体 | |
![]() | 柴田 明夫 日本経済新聞社 2006-04 売り上げランキング : 2302 おすすめ平均 ![]() 今後の展望に欠ける概説書Amazonで詳しく見る by G-Tools |
●原油など近年の資源価格高騰の要因を、需要面、供給面、投機マネーの動きなどから、詳しく、わかりやすく分析。資源価格高騰の背景をあらためて整理したい人にお薦めの一冊。(北田英治・浜銀総合研究所調査部主任研究員)
●資産インフレに関するテーマを中心に、近年資本市場で注目のテーマが幅広く理解しやすい。(吉野貴晶・大和総研投資戦略部チーフクオンツ アナリスト)
【17位】
| 知られていない! 原油価格高騰の謎 | |
![]() | 芥田 知至 技術評論社 2006-04-11 売り上げランキング : 38019 おすすめ平均 ![]() 石油知識入門書Amazonで詳しく見る by G-Tools |
●原油市場の動向や原油価格高騰の背景、原油価格高騰の世界景気への影響などが平易に解説されている。(鹿野達史)
●原油価格はなぜ上がるのか。原油価格が上がると日本や世界の経済にどう影響するのか。今後の原油価格は。誰もが知りたいと思っているが、実はよくわからない問題にわかりやすく答えている。(鈴木明彦)
【20位】
| 「失われた十年」は乗り越えられたか―日本的経営の再検証 | |
![]() | 下川 浩一 中央公論新社 2006-04 売り上げランキング : 79529 おすすめ平均 ![]() つい自分の会社に重ねて読んでしまう・・・ 終章がよい 経営学者による「失われた十年」論Amazonで詳しく見る by G-Tools |
●デフレが進行する中、マクロ経済政策をめぐってさまざまな議論が展開される一方、企業は環境の急速な変化に適応する努力を続けてきた。本書は主要業種のその対応を跡づけることで、それぞれの問題点や課題を明らかにすると同時に、今後の展望も与えてくれる。(竹井 豊)
●歴史の節目に立って新しい日本的経営を考える際にヒントとなる多角的な視点を与えてくれる良書。(湯元健治)
【20位】
| 官邸主導―小泉純一郎の革命 | |
![]() | 清水 真人 日本経済新聞社 2005-12 売り上げランキング : 14284 おすすめ平均 ![]() 「小泉劇場」の生々しさが伝わってくる 権力を側面からのぞいた身内の見解ではあるが・・・ 読んだモン勝ちの本Amazonで詳しく見る by G-Tools |
●小泉首相は9月に退任するが、彼が自民党・政府の権力構造・意思決定システムをいかに変革したかについてが、綿密な取材によって、かつ歴史的視点にも基づいて、うまく記述されている。(菊地正俊)
●本人も言うように「たった一人でこの十年の政策決定メカニズムの変遷を検証しようとする試み自体が無謀」な面はあるが、その努力は多としたい。小泉以後はどうなる?(西村吉正)
【22位】
| 「ニート」って言うな! | |
![]() | 本田 由紀 内藤 朝雄 後藤 和智 光文社 2006-01-17 売り上げランキング : 4230 おすすめ平均 ![]() 説得力もあるし面白い。 マスコミに対する警告書 マイナスも多いが、それ以上のプラスの価値を持つ本Amazonで詳しく見る by G-Tools |
●若年雇用問題という本質を無視して、社会病理の問題に還元したがるニート言説を痛烈に批判。若年労働市場の新しいモデルの提案も行う。(鹿島信吾)
●メディアから政策立案に至るまでイメージが先行した「ニート」という概念は、実は内容・実態が明確ではなかった、ということを実証データで示していく第1部だけでも一読の価値があると思う。(竹井 豊)
【22位】
| ヒルズ黙示録―検証・ライブドア | |
![]() | 大鹿 靖明 朝日新聞社 2006-04 売り上げランキング : 1879 おすすめ平均 ![]() 当事者も驚愕の問題作 よくわかった! 村上会見での記者による、衝撃本!Amazonで詳しく見る by G-Tools |
●ライブドア騒動の内幕がよくわかる。(奥村 宏・経済評論家)
●買収劇における村上ファンドの黒幕ぶりはすごい。発刊時が村上氏逮捕の前だったことも慧眼である。ウワサ以上の出来栄えだった。ジャーナリスト魂を感じる一作。(熊野英生・第一生命経済研究所主席エコノミスト)
【24位】
| 『自分主義』を超えて | |
![]() | 『チーム・ビジネスマン』出版編集委員会 加藤 寛 産経新聞出版 2006-01-20 売り上げランキング : 224156 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ホリエモンから始まって村上ファンド、耐震偽装建築事件、日銀福井総裁など、上から下まで自分主義の人間ばかりが景気回復とともに増えたのかと思ったら、手作りで日本を改革しようとするグループがいることを教えられた(加藤 寛・千葉商科大学学長)
【24位】
| 2015年アジアの未来―混迷か、持続的発展か | |
![]() | 日本貿易会「2015年アジア」特別研究会 東洋経済新報社 2006-06-01 売り上げランキング : 7093 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
成長期待の強いアジアが実際に持続的発展を続けるか否かは極めて関心の高いテーマ。世界全体にネットワークを持つ商社ならではの切り口で成長を阻害する問題点を浮き彫りに(奥田壮一)
【24位】
| エドワード・サイードOUT OF PLACE | |
![]() | 佐藤 真 中野 真紀子 シグロ みすず書房 2006-04 売り上げランキング : 108081 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
日本のドキュメンタリー映画界を代表する監督の一人、佐藤真が今春公開した同名映画は、パレスチナとイスラエルの市井の声を届けてくれた。佐藤の製作ノートや、編集段階でカットされたインタビューが読める。サイードを語る多くの人びとの声がこの問題の本質に迫る(長堀祐造・慶応義塾大学教授)
【24位】
| グローバル化と日本の課題 | |
![]() | 高橋 伸彰 岩波書店 2005-12 売り上げランキング : 81913 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
5年間の小泉構造改革を総括するのに、最もふさわしいのが本書である。本書の主題は「われわれが超えるべきは経済成長率の停滞ではなく、経済理論と経済思想の貧困である」に集約されている(水野和夫)
【24位】
| なぜ企業不祥事は起こるのか―会社の社会的責任 | |
![]() | ローレンス・E. ミッチェル Lawrence E. Mitchell 斎藤 裕一 麗澤大学出版会 2005-11 売り上げランキング : 19580 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
企業の社会的責任を議論する前にぜひ読んでおくべき本(奥村 宏)
【24位】
| ベン・バーナンキ 世界経済の新皇帝 | |
![]() | 田中 秀臣 講談社 2006-01-20 売り上げランキング : 163716 おすすめ平均 ![]() マクロ経済学の超入門編としては良いが。。。 日本経済論者の第一人者でもある新FRB議長のバーナンキノミクス あるべき金融政策Amazonで詳しく見る by G-Tools |
FRB新議長バーナンキの業績および経済政策思想が、正確かつ簡潔に整理されている。ごく一部の研究者にしか浸透していなかったバーナンキの本質を知るうえで必携の書(安達誠司・ドイツ証券シニアエコノミスト)
【24位】
| マクロ金融政策の時系列分析 | |
![]() | 宮尾 龍蔵 日本経済新聞社 2006-06 売り上げランキング : 31047 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
必ずしも数値評価が容易でない過去の金融政策の効果について、あくまでデータに基づく分析を志向する姿勢に、著者の良識と手腕を感じる(後藤康雄)
【24位】
| ライブドア監査人の告白 | |
![]() | 田中 慎一 ダイヤモンド社 2006-05-26 売り上げランキング : 4131 おすすめ平均 ![]() アカウントをやっている人は必見です プロフェッショナリズムと当時の心境 会計士としての信念に感銘Amazonで詳しく見る by G-Tools |
証券市場の番人の一角を担う会計士側にとってライブドア事件の教訓とは何か。企業(経営者)と会計士のあるべき関係という点でも会計士業界の「生の教材」になる著作。特に、今後の業界を担う若手の会計士に読んでもらいたい(石川純治・駒沢大学経済学部教授)
【24位】
| リスク・リターンの経営手法―ケースでみる定量的評価・計画の実践 | |
![]() | 小林 啓孝 小松原 宰明 山田 方敏 中央経済社 2006-04 売り上げランキング : 125289 おすすめ平均 ![]() 実用的 「VBMのための分析手法」についてAmazonで詳しく見る by G-Tools |
外部の者にはわからない企業の業績評価実務が、各社の実例も示されており、わかりやすく、類書がない(吉野貴晶)
【24位】
| 現代イスラーム世界論 | |
![]() | 小杉 泰 名古屋大学出版会 2006-04 売り上げランキング : 137483 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
イスラム世界についての西洋の偏見を固定した映像としての「オリエンタリズム」として批判した今は亡きサイードは、イスラム世界の変動の現実を適切に析出する研究を待望。この大著はそのようなニーズに応えてくれる労作(田中秀夫・京都大学経済学研究科教授)
【24位】
| 国家破綻はありえない | |
![]() | 増田 悦佐 PHP研究所 2005-12 売り上げランキング : 18274 おすすめ平均 ![]() 日本人は取りあえず読め 最終項の「2050年より日本を見る」は、たいへん参考になる。 いい本である。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「日本は財政破綻へ向かってお先真っ暗」的な世間にあまた見られる「危機本」のたぐいを辛らつに切って捨てる内容。だが、下地にある論点はオーソドックスな経済学に基づく非常にしっかりしたロジックの主張で、多くの鋭い指摘がなされている(榊原可人・JPモルガン信託銀行エコノミスト)
【24位】
| 事業再生―会社が破綻する前に | |
![]() | 高木 新二郎 岩波書店 2006-01 売り上げランキング : 6433 おすすめ平均 ![]() 事業再生に関する知識のインプット 会社法改正にも対応 新書でこの密度。。。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
あまたの修羅場をくぐり抜けてきた百戦錬磨の法曹(弁護士・裁判官・大学教授)が豊富な体験を踏まえ、しかも論理的に現場を述べる(西村吉正)
【24位】
| 実験経済学入門~完璧な金融市場への挑戦 | |
![]() | ロス・M・ミラー 川越 敏司 望月 衛 日経BP社 2006-03-02 売り上げランキング : 19599 おすすめ平均 ![]() 現実に近づいた経済学 緻密な調査の結果をまとめた大作Amazonで詳しく見る by G-Tools |
市場メカニズムとは何かを反芻する探求心が通貫する。実験経済学の祖ヴァーノン・スミスが一大学院生だったとき、独占的競争で有名なチェンバレンの実験に参加して着想を得た、とされるのは興味深い(熊野英生)
【24位】
| 場の論理とマネジメント | |
![]() | 伊丹 敬之 東洋経済新報社 2005-12 売り上げランキング : 23562 おすすめ平均 ![]() 関係性に注目してみると 「日本的経営」の普遍化への挑戦 これまで表現されなかった経営の勘所を見事に表現Amazonで詳しく見る by G-Tools |
強い組織をつくる「鍵」である「場の論理、メカニズム、マネジメント」を詳細に解説、現場に近いところで人々の叡智を結集できる新しいスタイルのマネジメント論を展開。経営者にじっくり読んで考えてほしい著作(根岸茂文・埼玉りそな産業協力財団専務理事)
【24位】
| 日本のイノベーション・システム―日本経済復活の基盤構築にむけて | |
![]() | 後藤 晃 児玉 俊洋 東京大学出版会 2006-04 売り上げランキング : 46061 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
よい著作が多い経済産業研究所のシリーズの一冊。判断の基になる議論の整理、知識補充ができる(米山章吾)
【24位】
| 日本経済改造論―いかにして未来を切り開くか | |
![]() | 野口 悠紀雄 東洋経済新報社 2005-11 売り上げランキング : 104376 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「食料自給率が低いことは、多くの面で望ましい」といった主張には違和感もあるが、おおむね日本経済の問題の本質を突く。年金問題や日本企業の課題などについてわかりやすく解説、独自の視点や解決策も提示(佐藤政人・三菱UFJリサーチ&コンサルティング・チーフコンサルタント)
【24位】
| 貧困の終焉―2025年までに世界を変える | |
![]() | ジェフリー サックス Jeffrey D. Sachs 鈴木 主税 早川書房 2006-04 売り上げランキング : 917 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
開発途上国のアドバイザーとして世界的に著名なサックス教授の本。自身の経験とデータに裏付けられた理論から、途上国が深刻な貧困から脱却する最初の手掛かりを与えるために、先進国はもっと関心と援助を向けるべきと力強く主張している(江口匡太・筑波大学システム情報工学研究科助教授)
【24位】
| 複雑さを生きる―やわらかな制御 | |
![]() | 安冨 歩 岩波書店 2006-02 売り上げランキング : 7102 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「わたくし」や「社会」とはどういうものなのかという根源的な問いから始まり、複雑さで満ちあふれた世の中を生きるすべとしての「やわらかな制御」を提唱(米山秀隆)
【24位】
| 連帯の新たなる哲学―福祉国家再考 | |
![]() | P. ロザンヴァロン Pierre Rosanvallon 北垣 徹 勁草書房 2006-05 売り上げランキング : 36550 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
搾取よりも排除のほうが問題だとする著者の主張は、若年層の不就労問題が深刻化する(不就労の若者が、不就労のまま若者でなくなっていく)中、正面から受け止める必要がある(山下範久)








権力を側面からのぞいた身内の見解ではあるが・・・







マクロ経済学の超入門編としては良いが。。。













