メイン > 日経産業新聞『気になる2冊』 > 2006年4月7日~6月30日
| 「管理職」と呼ばれる人の自己管理術 自分で気づき、自分で伸ばす | |
![]() | 金津 健治 プレジデント社 2006-02-24 売り上げランキング : 8151 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
入社して二十年近くたって管理職になると、苦言や助言をしてくれる人が少なくなる。自由に動ける半面、自分を律することができないとビジネスパーソンとしての成長は止まり、部下の信認も得られなくなる。管理職が成長しなければ組織も発展しないのだ。この本は管理職が自己管理する手法を具体例を交えて解説している。
特に有用と思われるのは社内外の勉強会への参加。部下以外の人と多く接することで自分の長所や短所に気が付く可能性が高いからだ。定年退職後への備えや怒りの感情との上手な付き合い方にも紙幅を割いている。管理職になったばかりの人であれば一読の価値はある。
新社会人白書―採用・就職事情最前線
森 清 (著), 斎藤 幸江 (著), 夏目 孝吉 (著), 岩間 夏樹 (著)
副題が「採用・就職事情最前線」とあるように、二〇〇六年春に入社した大学生を採用するために企業がいつどのような選考活動をしたのかを解説している。昨年は企業が採用枠を広げたため、春の採用だけでは埋めきれなかった企業が相次いだ。採用ブランド力が見劣りする企業の人事部はほぼ年中無休になった。
最近の学生の気質や新社会人の特徴にも触れている。他者とのコミュニケーションが苦手な学生に対して採用担当者はどう接すればよいか。職種に強いこだわりを持って就職活動をしてきた新入社員を上司はどう扱えばよいか。本書は大人が若者に抱く疑問へのヒントを示している。
| 貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵 | |
![]() | 北村 慶 PHP研究所 2006-04 売り上げランキング : 412 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
年金制度の先行きに不透明感が漂うなか、資産運用の重要性が増している。だが、何をすべきかを正確に理解している人はどれだけいるだろうか。投機性の高い株式のデイトレードを推奨する書籍があふれ、メディアが理論的根拠の乏しい「チャート」による投資法を勧める状況では、一般人が資産運用の正しい知識を持つのは難しい。
本書は、資金運用業務に携わる著者がこうした現状に違和感を覚え、読者に金融リテラシーを持ってもらおうと書き下ろした。長期投資やポートフォリオ戦略など投資理論をわかりやすく解説、具体的な実践手段まで示してくれる。
| 粉飾決算書を見抜け!―まんがで読めるケーススタディ | |
![]() | 杉山 浩 英知出版 2006-02 売り上げランキング : 8352 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
カネボウやライブドアの粉飾決算など会計不祥事が相次ぎ、財務諸表への信頼が揺らいでいる。健全だと思いこんでいた企業に突然粉飾が発覚し、投資家や取引先として思わぬ損失を被ることは何としても避けたいところだ。そのためには財務諸表から粉飾を見抜く力を育てることが重要になってくる。
本書では、財務諸表の読み方から始まり、経営分析の手法や一般的な粉飾の手口などを漫画を交えて説明。実際にあった事例をもとに、粉飾決算の見抜き方をわかりやすく解説する。一通り理解できたならば、危ないと思われている企業の決算書類を自分の力で分析してみるのもよいだろう。
| アメリカ型資本主義を嫌悪するヨーロッパ | |
![]() | 福島 清彦 亜紀書房 2006-02 売り上げランキング : 21252 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ライブドア、村上ファンドと証券市場を揺るがす事件が続いたことをうけて、米国流の株主市場主義に対する批判がメディアなどで目立つようになってきた。世界的にも大きな影響を与え続けている米国だが、経済の仕組み、哲学、宗教観などすべてが日本の範とすべきことばかりでないのは当然だ。
本書はそうした問題意識をもとに、米国と欧州を比較し、欧州社会を日本の目指す姿として提示している。欧州が福祉国家、持続可能な経済成長、市民社会組織の発達を目指しているのに比べ、米国は市場場万能主義で、常に競争や戦いを前面に押し出していると分析する。
| 会計監査論 | |
![]() | 山浦 久司 中央経済社 2006-03 売り上げランキング : 121690 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
カネボウの粉飾決算事件を契機に、大手監査法人の中央青山監査法人が存亡の危機にひんしている。「会計不信」という言葉もメディアで使われ始め、監査法人が粉飾決算の首謀者のような印象すらある。しかし粉飾決算の責任は一義的には経営者にあり、監査法人だけを悪者扱いするのは違和感がある。
そうしたズレは「会計監査」とは何かが知られていないことにも理由がある。本書は公認会計士などの専門家やその予備軍を対象にしているが、経営者や一般の管理職にとっても有益だ。五百ページを超える分量だが、会計監査の仕組みや意義、その限界についての大枠をとらえるだけでも一読の価値がある。
| 時間管理術を学べ! | |
![]() | J カウント ディスカヴァー・クリエイティブ ディスカヴァー・トゥエンティワン 2006-05-12 売り上げランキング : 5179 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
仕事をこなす上で「忙しすぎて……」というのは単なる言い訳。とはいえ日々の業務に忙殺され、肝心な事柄に手をつけられずにいる人も多いのではないか。本書では仕事の優先順位を決めるといった基本的な事から、インターネットの活用で効率良く必要な情報を収集するコツまで、時間管理に必要な九つのポイントを挙げる。人事担当者や管理職も一読すれば新しいヒントを発見できそうだ。
本書は入社三年目程度の若手社員をターゲットとしたビジネス書「マジビジ」シリーズの第一弾。「読みたくなるビジネス書は?」というコンセプトのもと、若手ビジネスマンの意見を取り入れた。
| ナレッジワーカー | |
![]() | トーマス・H・ダベンポート 藤堂 圭太 ランダムハウス講談社 2006-04-27 売り上げランキング : 3202 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
大手プロフェッショナルサービス会社に働くロビンは、八人の“ナレッジワーカー”(知的労働者)を部下に持つ。だが、部下の多くは独自に仕事を進めており、全員がオフィスに集まることは少ない。仕事の内容は彼ら自身が最も良く知っているため、実績の評価もしにくい。彼らは本当に効率よく仕事をしているのか……。
知的労働者は、自律性を重んじ知識を共有したがらない。このため、彼らを経営に活用しきれていない企業も少なくない。本書は従来とは異なる知的労働者のマネジメント手法を提案。ロビンのような悩みを持つ人には参考になりそうだ。
| 平成18年株主総会徹底対策―想定質問と新しい回答のあり方 | |
![]() | 菊地 伸 鳥飼 重和 商事法務 2006-04 売り上げランキング : 49553 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「物言う株主」の存在感が増すなか、今年の株主総会では会社法への対応や内部統制システムの整備、敵対的買収防衛策などについて株主から活発な質問が出ることが予想される。企業価値向上に向けた経営者の姿勢が厳しく問われる時代。経営者が総会で投資家とどう向き合うべきかをわかりやすく解説した。
著者は企業法務に詳しい弁護士二人。平成十四年から続く人気シリーズだが、今年は会社法への対応を盛り込んで大幅に内容を改訂した。後半の想定質問部分では、単に回答例を示すだけでなく、経営者がどういう姿勢や方向性を株主に示せば納得を得やすいかという解説に重点を置いている。
| ビジネス革新の極意 | |
![]() | 鈴木 敏文 斎藤 孝 マガジンハウス 2006-05-18 売り上げランキング : 22608 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
セブン―イレブン・ジャパンを創業し日本にコンビニ文化を根付かせた鈴木敏文氏と、ユニークな教育論で知られる明治大学教授の斎藤孝氏がビジネス哲学やビジネス上のコミュニケーション術などを議論した対談本。情報収集術やマニュアル否定論から始まり、顧客心理を読み取る心理学や企業経営に影響を与える教育論にまで言及している。
「顧客のために、という言葉は自らの都合。顧客の立場に立って物事を考えることが重要」「新たな成功は成功体験の否定から始まる」といった鈴木氏の主張が興味深い。コンビニ経営の現場から習得した経営のコツも余すことなく紹介されている。
| 発想力を鍛える数字の読み方―練習帳 | |
![]() | 池上 彰 小学館 2006-02 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「統計を使えばどんなウソでもつける」と言われる。人はもっともらしい数字を見ると、うのみにする傾向がある。失業率低下は喜ばしいニュースだが、実は働く意欲をなくした人が増えて、統計上の失業者が減っただけかもしれない。ニュースに出てきた数字の意味をよく考えれば新たな発想を生む。
内閣支持率や個人の金融資産など三十八種類の統計を例題とし、なぜこうなるのか、このデータは何を意味しているのかを平易な表現で解説している。発想力を鍛えることが著者の目的だが、ここに出てくる統計はビジネスパーソンとして知っておいた方がよいものばかりだ。数字に強くなるための練習帳でもある。
| 25歳からの10年で会社に負けない自分をつくる | |
![]() | 柴田 励司 ダイヤモンド社 2006-04-07 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
著者は人材コンサルタント会社の社長。自身の経験を通じて二十五歳からの十年間の重要性を説いている。組織に属していれば三十代半ばで小グループのリーダーの役割を担うことが多い。その時に備えて蓄えた力の量がビジネスパーソンとしての人生に大きな影響を与えると強調する。
三十代半ばまでの約十年間は仕事を十分にこなせずに苦労する。その中で経験や知識の引き出しを増やすにはどうすべきか。正解はないが、著者はいくつかのヒントを与えている。最も重要なことは挫折を恐れずに、つらい仕事に立ち向かうことだろう。
| 図解ビジネス理論30分速習ノート―できるビジネスマンに変わる!コトラー、ドラッカーから最新ビジネス手法まで | |
![]() | ラモーナビジネスカウンシル PHP研究所 2005-11 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
日本の景気拡大でビジネス理論に注目が集まっている。ただ、多忙なビジネスマンにとって、流行の理論を専門書でじっくり勉強する暇はあまりない。そんな人にはぜひ、ケインズから最新のビジネス手法までを三十分で学習できるようまとめた本書を活用してほしい。
「経済」「経営」「人・組織」「経営戦略」「マーケティング」「生産・研究開発」「IT(情報技術)」の七分野の主要理論六十項目をわかりやすく解説している。「カイゼン」や「サプライチェーンマネジメント」、「ゲーム理論」など基本的な概念が網羅されており、ビジネスマンのナビゲーターの役割を果たしてくれそうな仕上がりとなっている。
| 日本の富裕層―お金持ちを「お得意さま」にする方法 | |
![]() | 臼井 宥文 宝島社 2006-02 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
世界第二位の富裕層大国ともいわれる日本。人口減少が始まり市場の成熟が進むなか、大きな利益を見込める富裕層ビジネスの重要性は増すばかりだ。だが、どうすれば富裕層の心をつかめるのかを理解している人は少ない。周囲に富裕層がいないからだ。
富裕層は一枚岩ではない。起業で一山当てた「勝ち組リッチ」、外資系金融企業などで稼ぐ「プロフェッショナルリッチ」、株などで突然資産家になった「ストックリッチ」……。富裕層にはそれぞれの行動原理があり、購買行動も異なる。本書は富裕層への効果的なセールス方法を詳細に解説しており、富裕層ビジネスの担当者はぜひ読んでおきたい。
| こんな上司が部下を追いつめる―産業医のファイルから | |
![]() | 荒井 千暁 文藝春秋 2006-04 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
毎日の通勤電車、あちこちの携帯音楽プレーヤーから大音量が襲う。自己中心的で周囲には全く無関心。そんな状況が今、多くの企業でも起こっている。部下の状況をまったく考えず、仕事を丸投げしてできなければ、勝手にキレる上司。部下を思いやり、仕事全体をどうマネジメントするかなどと考えることもなく、結果、訪れる部下の過労死。
本書は産業医である著者が実際の過労現場の例をあげ、職場の制度上の問題点、上司の部下との交流の仕方、さらにいったん心身のバランスを崩した部下がどう職場復帰すればいいかを現場サイドから詳しく説明しており、思わずひざを打つ事例、示唆に富んでいる。
| 「物語力」で人を動かせ!―ビジネスを必ず成功に導く画期的な手法 | |
![]() | 平野 日出木 三笠書房 2006-03 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
データや資料を渡され、パワーポイントに沿って理路整然と進められる会議。言いたいことが頭では理解できても、無味乾燥に思えることはないだろうか。逆に事実を集めて論理的に説明しているのに、わかってもらえないと感じたことはないだろうか。そんな経験をした人に、本書は一つの解を与えてくれる。
著者は多くの人が信頼を置く「論理」が実は万能ではなく、豊富な実例を引きながら、相手の感情に訴えかける「物語」こそが大事だと説く。様々な物語の作り方から、物語力をいかしたプレゼンの仕方なども説明しており、ビジネスの現場で明日から使える内容になっている。
人に好かれて自分を通す―PIの時代の自己表現術(ペルソナ・マネジメント)
飯塚 忠雄 (著)
“老舗”の名の上にあぐらをかき、疲弊しきっていた生命保険会社・ダイヤモンド生命。ある日、虎ノ門営業所の室坂利明にかかってきた一本の電話で状況は一変する。大手広告代理店・芸通のCI(コーポレートアイデンティティー)プロジェクトは、ダイヤモンド生命を蘇生(そせい)できるのか……。
本書は「銀座ママ麗子の成功の教えシリーズ」第五弾。銀座の高級クラブ「蝶々」を巡る人模様や、発生する事件の数々を読み解くにつれ、マネジメントやビジョンなど漠然とした概念が次第に輪郭を帯びてくる。一見キワモノ風だが、経営の基礎的な理解に役立つ内容だ。
| 現場発 CSR優良企業への挑戦―アイデア、連携、組織づくりの成功ノウハウ | |
![]() | 藤井 良広 原田 勝広 日本経済新聞社 2006-01 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
CSR(企業の社会的責任)活動といっても具体的な取り組みを即座に思いつく人は少ないのではないか。CSRは社会貢献はもとより環境対応、地域との共生、不祥事対応、労働環境の整備まで多岐にわたるだけに、抽象的になりがちだ。
本書はソニーやキヤノン、金融機関や外資系企業など七十強の企業・団体のケーススタディーを、トップの思い入れや現場の担当者などの動きとともに紹介する。個別事例を丹念に追うことで全体像が明らかになる。ただ、「こうすればCSRは果たせる」といったマニュアル本ではない。CSRの取り組みに定型はないということを念頭に読まれたい。
| 仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 | |
![]() | 内田 和成 東洋経済新報社 2006-03-31 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ビジネス上の意思決定で最も必要な習慣は、「仮説」を構築し、検証する思考方法である――。ボストン・コンサルティング・グループで日本代表を務めた著者が、長年の経験から確立した思考法を余すことなく伝えた。あふれる情報に翻弄(ほんろう)され、意思決定できないビジネスマン向けに、ケーススタディーを中心に仮説思考を解説している。
十分な材料がなく、分析も進んでいない段階で、自分なりの答え=仮説を持つことから始める。それを繰り返すことで、さらに速くて正確な意思決定ができるようになる。サッカー元日本代表監督のハンス・オフトや、将棋の羽生善治らの思考法も突き詰めると同じという。
| 新会社法時代のリーガルセンス―これだけは身につけたい 会社法のしくみがわかる、使える! | |
![]() | 渡部 喬一 日本経済新聞社 2006-04 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
明治三十二年の商法制定以来、百年ぶりの大改正となる「会社法」が五月一日に施行される。同時に日本企業を取り巻く環境も、グローバル化と世界的な大競争にさらされており、大きなパラダイム・シフトが進行中だ。二つの大変革のなかで、会社の位置づけについて考える機会が、経営者やビジネスマンにとって増えている。
変化に即応し、企業の成長を促していくためには、個々のパフォーマンス力が問われる。そのために、法的な感覚(リーガルセンス)を磨くべきだというのが筆者の主張だ。会社法のしくみを丁寧に解説するにとどまらず、変革の時代に企業とその関係者が何をすべきかという本質の部分にまで踏み込んでいる。
| やりすぎが会社を滅ぼす! 間違いだらけの個人情報保護 | |
![]() | 牧野 二郎 インプレス 2006-02-06 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
副題に「やりすぎが会社を滅ぼす!」とあるように、個人情報保護法への誤解や過剰反応の弊害を一問一答形式で解説している。顧客情報が社外に流出する不祥事が相次ぎ、産業界には「個人情報を集めない方がよい」との風潮さえある。それでは顧客ニーズに合致した製品やサービスを提供できなくなってしまう。
雇用確保策では、一度退職した後に労働条件を見直した上で雇用する「再雇用制度」に焦点をあて、再雇用する高齢者を「専門業務フルタイム型」や「定型業務パートタイム型」など四つに分けて、就業規則や労働契約書のモデルをそれぞれ示している。実務家にとって有用な手引書だ。
| すぐに使える!会社が得する65歳までの高齢者雇用対策 | |
![]() | 麻生 武信 須貝 耕二 九天社 2006-02 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
この四月一日に施行された高年齢者雇用安定法への対策を解説している。同法は六十五歳まで働けるような制度導入を企業に義務付けている。書名にもあるように、この本は従業員ではなく、会社が有利になるような対策を載せている。六十歳以降も働きたいと考えている人が読むとがっかりするかもしれない。
利用目的と利用者を事前に明示したうえで個人情報を集め、社外の第三者にむやみに提供しなければ法的には問題はない。著者は個人情報が企業の競争力を高めるための資産と位置づけている。会社の資産だと思えば、いいかげんには扱えないはず。ビジネスマンだけではなく、学校や病院で働く人にも必要な考え方だ。
| 上司に「仕事させる」技術―そうか!ボス・マネジメント! | |
![]() | 大久保 幸夫 PHP研究所 2006-03 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
上司といかにつきあうかは、サラリーマンの大きな悩みであり、永遠のテーマだ。本書は上司との関係に新たな視点から切り込んだ。上司は自分が仕事をうまく進めていくためには不可欠なパートナーであり、そのためには上司と戦略的につきあい、「使う」「仕事させる」ことが重要だという。
著者は上司が「黙っていてもわかってくれる」「何もわかってくれない」という部下の考え方は「甘え」でしかないと指摘する。上司を顧客と考え、上司の持つ機能を発揮させて自分の仕事を進めるにはどうしたらいいか。米国では一般的という「ボスマネジメント」の考え方に触れるための良い手引書だ。
| マーケティングは「嘘」を語れ!―顧客の心をつかむストーリーテリングの極意 | |
![]() | セス ゴーディン Seth Godin 沢崎 冬日 ダイヤモンド社 2006-02 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
モノがあふれる時代に、どうモノを売るか。新製品競争に頭を悩ませるメーカー、他店との差別化に腐心する小売業に共通の悩みだ。その答えを米ヤフーのマーケティング担当副社長を務めた著者は、テレビCMに代表される一方的なマスマーケティングではなく、消費者が信じたいと思う「物語」を提供することと説く。
本書では高級ワイングラスや化粧品、自動車などを引き合いに出しながら、著者の主張する物語を提供するマーケティングの重要性と、物語の提供の仕方などの具体的な手法を示している。消費者自身にとっても、自分の消費行動を見つめ直すきっかけになる一冊だ。






















