メイン > 週刊ダイヤモンド『あとがきの追伸』 > 2008年4月5日~5月3日
| コア事業進化論―成長が終わらない企業の条件 | |
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3社に2社でコア事業がすたれる
10年後を考えていただきたい。何割の日本の企業が、今と同じコア事業を土俵にして活躍しているだろうか? 言うまでもなく、日本企業を取り巻く環境は、劇的な変化の渦中にある。現実は、残酷である。われわれは、この10年で3社に2社で“コア事業がすたれる”ことを経験すると見ている。では、どうしたらよいか?
次の成長の種は、じつは身近にある。コア事業の裏に隠れて活用していなかった顧客インサイト、未開拓事業、社内に埋もれていた潜在的に競争力あるケイパビリティなど、“隠れた資産”を発見し、その新しいエンジンに点火し、ターボチャージをすれば次のコア事業確立に成功するのである。行き詰まりを打破し、次の成長サイクルを作り上げて、終わりのない(unstoppable)企業価値向上を達成するための成功法則をいち早く見つけ、激変する環境に果敢に、かつ、賢く立ち向かっていただきたい。
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経済学は便利なツール
この10年で各国のGDP(国内総生産)は常識的な成長を遂げてきたが、日本のGDPはあまり増えていない。人口が減少を始めているのだから、1人当たりGDPのほうが指標としては重要ともいわれているが、その順位は大幅に下がっている。IMF(国際通貨基金)の推計によると、2008年の順位は世界で21位である。
これからどのように国全体の経済を設計してゆくのか、真剣に考える必要がある。ここまでは全員賛成だろう。
将来の経済構造を考察する際、経済学の基本的な考え方と分析ツールを身につけておくと非常に便利である。
本書はこのような問題意識で記述したもので、経済学の分析ツールを必要最小限に絞って紹介し、政治思想との関係、経済思想の歴史的な文脈をたどりつつ描いたものである。中学の社会科と数学のごく一部がわかれば誰でも理解できることを保証します。
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戦後史の30年から輝ける時代を再発見
日本人は苦しんでいるようだが、絶望・悲観するのは早計である。日本敗戦時の1945年には、飢餓に襲われるほど日本全土は断崖絶壁に立たされた。しかし7年後には独立を果たし、それから16年後には米国に次ぐ世界第2位の経済大国となるまでに、めざましい経済発展をとげた。
最近、当時の猛烈商社マンだった人物と話をしたら、手がけた仕事がすべて日本人にとって新しい第一歩だったから、誰もがあれだけの情熱を注ぐことができた、という結論で一致した。
では、戦後前半の30年間に日本人はいったい新たに何を手がけたのだろうか。どのように知恵をしぼって、現在の土台を築いたのだろうか。本書で追跡した、燃えるような歴史をじっくり読み込んでもらえれば、読者は書き手よりはるかに大きな回復の手がかりを発見してくれるはずだ。米国・中国を引き離すぐらいの時間はたっぷりある。
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XBRLは「第2のIT革命」
2008年は「XBRL元年」になりそうだ。この4月、金融庁がXBRLを本格導入する。東京証券取引所はすでに決算短信の一部にXBRLを利用しているが、7月からは財務諸表本表まで対象範囲を広げる。また米国のSEC(証券取引委員会)も積極的で、もしかすると08年度中にXBRLを制度化するかもしれない。
1990年代のIT革命によって、情報をやり取りするコスト(取引費用)は限りなく低下し、さまざまな情報格差(情報の非対称性)が大きく緩和された。会計学でいえば「機会費用」の大幅な低減が実現したわけだ。ところが、こと財務報告の分野は、さまざまなボトルネックの存在から、IT革命の恩恵に十分あずかれずにいた。だが、XBRLが普及・定着すれば、現在の非効率や不便は一気に解消していくだろう。
XBRLが「第2のIT革命」ともいわれるのは、そうした理由があるからだ。
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常識破りのプレゼンの技をナマで見せます
プレゼンが上手な人は、相手に迷いを与えることなく納得させる。大事なのは無理に説得することではなく、伝えるべき情報を100%相手の頭に入れてもらうことだ。
私は、2年近くかけて、さまざまな業種でプレゼン上手といわれている方がたを取材した。単にプレゼンの進め方をうかがうだけでなく、その裏にある考え方やスライドを作るノウハウ、さらには、構想中のメモまで見せてもらったのだ。
その結果、今までのプレゼンの常識を覆すような手法をたくさん発見した。たとえば、決して美しくも見やすくもない詰め込んだスライドで成功している例、聴衆が寝てしまうことを想定したプレゼン内容、漫才もどきの寸劇など。
百聞は一見に如かず。実際のプレゼンやアニメ、シナリオ、スライドを収録した付録のDVDを皆さん自身の目で、勝てるプレゼンの技をご確認あれ。



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