メイン > 日経ビジネス書評 『新刊の森』 > 2007年12月3日~12月10日
| サヴァイヴ!南国日本 | |
![]() | 高城 剛 集英社 2007-07 売り上げランキング : 1334 おすすめ平均 ![]() エコってホントは先進的でカッコイイ このワクワク感はやめられないっ! 高城ファンは必読。グリーン革命を中心に筆者のライフスタイルや歴史への言及も多い。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
粗削りで、年配の読書家には耐えられないかもしれない。
著者は映像作家でDJ。デジタル時代の代表的クリエーターとしてカッコいい表現とライフスタイルを追求してきた。その彼がA今は火A木A土曜日をメールの日と決め、それ以外の日はメールを見ない生活をしている。テレビを見るのも10年以上前にやめたという。「9.11テロ」をきっかけに生活のパターンを、なるべく自然の中で暮らす「環境」重視型に切り替えたのだ。
ただし、流行りのスローライフではない。むしろ若者に広がるスローライフ的な考え方に対する警告だ。
「『地球環境は大変だ!』と騒ぐ人ほどスロー志向だが、大変ならスピード志向で問題解決に当たるべきだろう。(中略)今、我々に必要なことは、ハイスピードなトライEアンドEエラーではないのか?」と著者は主張する。
世界中があっという間に温暖化に対応してアグレッシブに資源の確保や次世代技術にシフトチェンジしている時代に、日本はノンビリし過ぎているのではないかという警告なのだ。
「オーストラリアの人が大挙してニセコの土地を買っているのは、単にリゾートライフを楽しむためだけではない。実は温暖化に危機感を抱いている人たちは、日本に移住する準備を進めていると僕は見ている。(中略)水の豊かな日本に住んでいる僕らにとっては、何度聞いてもなかなかピンとこない真実なのだが、温暖化によって最も懸念されているのは水不足だv。だから、世界中のウオーターマフィアが日本の水を狙っている、と。
ファッションや音楽は「南国化」がキーワード。「世界中暖かくなってしまったので、ここ10年ほどのファッションの流行といえば、パリやロンドンではなく、ハリウッドセレブの、あるいはロサンゼルス(LA)スタイルのカジュアルウエアが中心だ。ニューヨークやミラノよりも、気がつくとLAファッションである」「音楽の流行には時代の気分が大きく作用するので、南国化によって僕たちの気分も、今後ますます南下していくのだろうと僕は分析する。(中略)日本も『南国化』する」。
エネルギー自給率4%、カロリーベースの食料自給率40%の国で、しかも世界が水や食料を奪い合う時代に日本人がペースダウンして「スローライフ」を気取ったらどうなるか。米国でも先端を行く連中はアップルやグーグルを辞め、電気自動車のベンチャー企業や地熱発電の会社を立ち上げたりしているらしい。さて日本の若者は…。【評者 東京都杉並区立和田中学校校長 藤原和博】
| シリコンバレー式で医療費は安くなるのか | |
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自他共に認めるシリコンバレー界の住人であり、IT(情報技術)関連企業への投資で成功を収めてきた著者が、自らの診療体験と取材を基に米国医療業界の最新事情を明らかにする。3Dモデリングや遺伝子検査、仮想結腸内視術など、シリコンバレーで生まれた医療技術の進歩は目覚ましく、今や極小腫瘍やガンを瞬時に発見して治療することができるまでになった。
しかし、IT関連商品やサービスが自由経済の論理に基づいてコストを下げ、広く社会に普及したのに対し、現在の保健医療制度や医師の特権は、矛盾と弊害だらけだと指摘する。「今の医療界にあるのは最高の仕事ではなく最高の医師だけで、産業として成り立っていない」とも批判する。
ガスプロムが東電を買収する日
中津 孝司 (著)
著者に聞く-パーソナルライフ-中津孝司氏[大阪商業大学総合経営学部教授] 資源無策への警鐘
原油価格の高騰が続く中、日本のエネルギー政策はどこへ向かうのか。ショッキングな題名の裏に、著者は無策への不満を秘めた。ロシアのエネルギー政策が招く次の国際問題を予言する。
──ロシアの国営エネルギー企業「ガスプロム」が東京電力を買収するという、衝撃的な題名ですが。
もちろんこうした事態がすぐに起きるわけはありません。断っておきますと、今回は東電を国内のエネルギー企業の代表として取り上げています。日本のエネルギー安全保障政策の無策ぶりにより、東電などの国内の電力やガス会社が、ロシア国営企業に買収されるリスクが高まっている。その現状に対して警鐘を鳴らそうとこの本を書きました。様々なシナリオが考えられますが、状況証拠を見ればそうなっても不思議ではない、だから今から対策を考えなければならないのです。
──ロシアのエネルギー企業自体がまだ日本の消費者には馴染みが薄いので、切迫感が伝わりにくいことも確かです。
かつてロシアは遠い国でした。ところが情勢が変化し、日本企業がサハリンで天然ガス田などの開発を進め、両国間で初めてエネルギー開発での接点が生じました。
さらに、エネルギー価格の高騰により、サハリンで採掘された天然ガスの需要も世界的に高まっている。東電などの日本企業は輸送コストなどを抑えられるので購入を決めましたが、韓国や中国なども関心を寄せています。
このプロジェクトの経営権を握ったのが、国営企業のガスプロムです。経営者のほとんどをクレムリン関係者が占めており、まさにロシアのエネルギー政策の代行者でもあるわけです。
西欧で既に起きたことを追うと、ガスプロムの狙いが見えてきます。まず、石油や天然ガスなどの安定供給の見返りに、川下への進出を始めました。例えば、ドイツでは現地資本とガス供給の合弁会社を作ったり、英国では潤沢な資金を元手にやはりガス会社を買収しています。こうした流れから見れば、安定供給の見返りにガスの売上代金のほかに日本の電力会社やガス会社などの株式を求めてくるかもしれません。
──こうして出資されるとどんな影響があるのでしょうか。
当初は5%程度に出資比率を抑えてくるでしょう。ただし、そのうちに株式を買い増して、経営に干渉し始めるリスクがあります。経営に参加するようになれば、天然ガスの買い取り価格の交渉に圧力がかかります。その結果、安定供給か高値での買い取りかという選択をその企業は迫られるわけです。
停電やガス不足を日本の消費者は受け入れませんから、最終的には高い値段で買い取ることになるというシナリオが描けます。買収防衛策などを駆使しても、実質的にこうした圧力を防ぐことは難しいのではないでしょうか。
──日本企業がロシア側と共同でビジネスをすること自体にリスクがあるのですか。 こうした問題はエネルギー産業において特有です。というのは、ロシアにとって戦略的に最も重要な産業だからです。日本企業だけでなく、英BPや英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルなど、数多くの有力な世界企業がロシア側からの圧力を受けています。
加えて、日本にはエネルギー安全保障についてのグランドビジョンがない。ロシアと手を組むにはどのようなリスクを抑えておくべきか、中東や東南アジア、アフリカの産油国との関係をどう築いていくのか。エネルギーの需給が厳しくなる中で、ビジョンのないままでは日本は供給源を失いかねない。結果的に、無策のツケは高い料金となって消費者に転嫁されるのです。
中津孝司(なかつ・こうじ)氏
1961年生まれ。84年に大阪外国語大学ロシア語科を卒業し、86年に金沢大学大学院で修士を修了。ロシアのエネルギー事情に関する著書多数。
| 新祖国論―なぜいま、反グローバリズムなのか | |
![]() | 辻井 喬 集英社 2007-08 売り上げランキング : 3532 おすすめ平均 ![]() ナショナリズム 堤清二としての「新祖国論」を書いてほしい もう少し勉強してくださいAmazonで詳しく見る by G-Tools |
著者はセゾングループ創業者であり、現在はセゾン文化財団理事長に就く堤清二氏。「辻井喬」は詩集や小説の執筆時に用いる別名である。本書は「信濃毎日新聞」に連載した随想に加筆修正したもの。著者は「わが国の現在がどうしようもなく猥雑に混乱し、低落へと向かっているのは残念ながら事実である。しかし憤慨に身を寄せることなく、その原因を僕なりに考えようとしたのが本書である」と説明する。
今日の我が国の民主主義は有名無実化していると著者は見る。例えば「『世論』という怪物が言論を支配している」と言い、かつての軍閥や思想警察にも似た反民主的権力になりつつあると指摘する。また、グローバリズムの名の下に大手を振って歩く市場経済原理主義者や自由競争至上主義者が格差社会や地球温暖化を生んだと言い、利益を極限までむさぼり尽くす企業文化は「マーケティング病」だと憂える。
さらに、かつてともに同人誌を作っていたという司馬遼太郎氏が抱いていた疑問、「明治維新を成功させた日本が、どうしてこのような知的破産状態に陥ってしまったのか」について、我々は国民的レベルで議論を尽くすべきであったと悔いる。市民社会化を唱えた丸山眞男氏の思想を追いつつ、生活者が主体となる祖国再建を訴える。
| 狂奔する資本主義―格差社会から新たな福祉社会へ | |
![]() | アンドルー・グリン 伊藤 誠 横川 信治 ダイヤモンド社 2007-09-29 売り上げランキング : 20835 おすすめ平均 ![]() 評価できますAmazonで詳しく見る by G-Tools |
著者はマルクス学派の理論家として知られる英国の経済学者。オックスフォード大学経済学部長を経て、現在は同大学の上級講師などを務めている。本書は、1980年代以降の新自由主義的グローバリゼーションの膨張が、先進国や北欧の福祉国家における資本と賃労働に与える影響を、マルクス学派の視点から読み解いていくもの。
分析の対象となる地域は広範囲に及ぶが、複雑さを増している金融経済がもたらす世界規模の不安定性に関しては、特に注意を促す。そうした危機を具体的に深化させているのは新たな金融制度、特にヘッジファンドであると言い、その影響を読み解いていく。回復基調に見える日本経済であっても、世界規模の金融崩壊に巻き込まれる危険には常にさらされていると警鐘を鳴らす。また、中国という巨大労働市場の出現が、先進諸国の労働市場に与える負の影響を訴える。
これらの分析を経て、著者の論点は福祉と所得の不平等、貧困の問題に向けられていく。制御不能なグローバリゼーションは、スウェーデンに代表される北欧の福祉国家の政策にも破壊的な衝撃を与えるかもしれないと言う。歳月をかけて育まれた平等主義が脅威にさらされる一方で、格差社会が拡散する可能性をも示唆する。
| 美徳の経営 | |
![]() | 野中 郁次郎 紺野 登 エヌティティ出版 2007-05 売り上げランキング : 1700 おすすめ平均 ![]() 美しいことは善なり。 日本的経営の真髄を再発見 質の時代の経営指南書Amazonで詳しく見る by G-Tools |
混迷の時代に求められる経営の資質を「美徳」と位置づけ、美徳に基づく経営が不可欠とされる背景やそれを実践し得るリーダー像について解説する書。著者の1人、一橋大学名誉教授である野中郁次郎氏は、知識経営の世界的権威として知られている。美徳とは、経済的、社会的また文化的にも複雑で不確実な時代に、リーダーやハブ(連結点)となる人々が何を手がかりに判断、創造し、行動すべきなのかという問いに答え得るものだと言う。
技術一辺倒の研究開発や論理分析的経営の限界はもはや明白であると指摘して、米ハーバード大学のマイケル・ポーター教授らが提唱していた企業戦略論には人間的、社会的視点が欠如していたと批判する。一方で、我が国には美徳の経営が伝統的に引き継がれていると言い、本田宗一郎氏や松下幸之助氏の経営観、ハイブリッド車「プリウス」成功の原動力となったトヨタ自動車の「良き暗黙知」を解説する。
経営者には「『賢慮』型リーダーシップ」を発揮せよと呼びかける。「賢慮(フロネシス)」とはアリストテレスが掲げた高質の暗黙知、実践的な合理性に基づく知性を指す。社会ニーズや公共の利益を広く見渡したうえで高潔かつ堅固な美学を確立し、実践経営を行う経営者であれとエールを送る。
遊歩のグラフィスム
平出 隆 (著)
詩や文学、美術の形式に収まりきらない芸術家たちの哲学性、思考のありように思いを馳せる。
著者は中学時代、『カミュの手帖』を読んで断章の面白さに気づいた。日本の近代文学で、断章による表現を実現したのが正岡子規だと指摘する。初期の随想『筆まかせ抄』、晩年に記した備忘録『仰臥漫録』などは、生来の筆まめと記録癖、書き留めたい欲求が一体となり、日記的なもの、記録的なもの、戯画的なものが渾沌としている。
独の文学者ヴァルター・ベンヤミン、日付だけをモチーフにした「デイト・ペインティング」を生み出し、コンセプチュアル・アートの祖とも言われる美術家・河原温、私小説家・川崎長太郎らの作品を通し、日記、詩歌、私小説などの関係を考察していく。
| 十五億人を味方にする 中国一の百貨店 天津伊勢丹の秘密 | |
![]() | 稲葉 利彦 光文社 2007-09-22 売り上げランキング : 2012 おすすめ平均 ![]() 笑いと涙の中国ビジネス心得 中国、ビジネス、百貨店に興味なくても面白い。 笑える。なのに役立つ。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
著者に聞く-パーソナルライフ-稲葉利彦氏[セレスポ副社長] 15億人相手の真剣勝負
中国で快走を続ける伊勢丹。中国・天津の元社長がその秘訣を語った。日本人としての誇りを持ちつつも、中国人に歩み寄る姿勢が必要と説く。15億対1の真剣勝負の末に多くのことを学んだという。
――中国・天津にある伊勢丹は、2006年までの7年間増収増益を続け、現在では約10万人の固定客がいるほどの人気ぶりです。その陰には相当の努力があったそうですね。
日本の常識が中国では通じないということは日常茶飯事です。まず売り場をどうするかということ以前に、従業員との接し方に苦労しました。
就任当時、従業員たちは売り場であくびをしたり、従業員同士で話をしながら接客をしたりということが当たり前でした。
天津市とのやり取りにも手を焼きました。食品の販売などで許可を得ようと思っても、いつまで経っても許可が得られない。理由も分からなければ、弁護士を立ててもダメ。そんなことの繰り返しです。
中国人15億人対自分1人といった気分でした。サッカーで言えばアウエーの試合で、毎日ゴールキーパーとしてPKを受けているようなものでした。
――中国流のやり方についていけず、赴任してもすぐに帰ってしまう日本人もいるようですね。
何も中国に同化することはないのですが、日本人としての誇りを持ちつつも、中国人に歩み寄る姿勢は必要だと思います。
日本人社員には中国人従業員に対して1人の人間として接するように繰り返し言いました。日本人社員は接客技術のない中国人従業員に「ばかやろう」と怒鳴るなど一方的なコミュニケーションを押しつけがちでした。こちらが我慢強く言い続ければ、従業員も聞く耳を持ってくれるようになる。従業員はいつしか競って顧客にサービスをするようになりました。
中国人はとてもメンツを大切にします。命をかけていると言ってもいいほどです。これを日本人的感覚で軽く扱うと、中国人との関係はぎくしゃくするのです。従業員だけでなく、取引先との間にもメンツを重んじました。
例えば“天津市の役人の親戚”と称した人が「伊勢丹で洋服を売りたい」と持ちかけてきたことがありました。正直に言って、とても売れる代物ではありません。日本では言下に「無理です」と言えばいいのですが、中国ではそうはいきません。そう言ってしまえば、役人のメンツが丸つぶれになるからです。こうなると、出るはずの許可が出なくなるなど、伊勢丹の事業に影響が出る可能性もあります。
ダメだと分かっていても、催事の機会などを捉えてわずかなスペースで売ってもらう。すると役人のメンツもつぶれずに済み、相手も納得してくれる。そのうち「うちの商品はダメなんだ」と自ら分かってくれるのです。
――中国人と日本人は必ず仲良くなれると主張されています。
中国人の行動を考えると夜眠れなくなるくらい理解できないこともたくさんあります。ただ、日本人と中国人には共通する部分も多くあります。その1つが情に厚いこと。一度信頼関係を築けば、損得勘定を抜きにして、いざという時は一肌脱いでくれるのです。
私が天津を去る時には、社員たちは声を上げて泣くくらい悲しんでくれました。また、今でも私が天津に行くと、既に退社した人も集まってきてくれます。私自身も伊勢丹を辞めているので、彼らにとっては何も得をすることがないのに、です。
こうした中国人の情の厚さは、日本人が失いかけている大切なことなのではないでしょうか。
稲葉 利彦(いなば・としひこ)氏
1954年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、伊勢丹入社。2001年天津伊勢丹社長就任。2007年伊勢丹を退社し、セレスポ副社長就任。
| 先んずべし―トヨタ「世界最強」への格闘 | |
![]() | 日経ビジネス 日本経済新聞出版社 2007-10 売り上げランキング : 4076 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2007年3月期に連結で約24兆円もの売り上げを達成したトヨタ自動車。だが、繁栄の傍らで解決すべき課題も増えている。トヨタはそれらの問題をどう乗り越え、「世界最強」の地位を固めるのか。密着取材で明らかにする。「日経ビジネス」での連載に加筆した。
トヨタは10代目「カローラ」を、世界各地での生産・販売を前提に開発した。キーワードは「地球視座」。日本からすべてを見るのではなく、世界全体での最適解を求めた。各国の規制情報や要求要件を集め、最も厳しい基準に合わせて設計。調達に関しては、世界全拠点に均一な品質の部品を供給できる会社を選んだ。
2007年2月には、米国ミシシッピ州の人口250人にも満たない町に新工場を建設することを発表した。北米市場でのトヨタのプレゼンスは高まっており、2007年には通年で初めて、米国での販売台数2位を獲得しそうだ。今後は人材登用、他社への支援、合従連衡などで、業界の盟主としての「器」が問われる域に突入する。
ハイブリッド車の開発、低迷する国内販売への対応、社会貢献など、現在のトヨタを象徴するテーマを取り上げる。豊田佐吉の遺訓「豊田綱領」中の「常に時流に先んずべし」という一節の通り、進化を志すトヨタの姿を追う。
| 次世代広告テクノロジー | |
![]() | 織田 浩一 高広 伯彦 須田 伸 ソフトバンク クリエイティブ 2007-07-31 売り上げランキング : 1583 おすすめ平均 ![]() 最新ネット広告をざっと知りたい人への雑誌感覚の本 ギョーカイ事情を猛スピードで理解したい人におススメ 今どきネット広告入門書Amazonで詳しく見る by G-Tools |
メディアの主流はテレビや新聞などからインターネット、携帯電話へと劇的に変わりつつある。メディアが変われば、当然、広告のスタイルも変わる。本書は、台頭しつつある新しい広告テクノロジーを解説する。時事通信が開催した広告テクノロジーセミナーの講演録に加筆修正した。
実際に最新テクノロジーで広告ビジネスを手がけているベンチャー経営者らが、それぞれの広告テクノロジーを紹介していく。現時点で、オンライン広告テクノロジーの代表格は検索連動型広告だ。検索ワードと連動する広告の効果は広く認識され、市場は急拡大している。各社の検索エンジンの仕組みを調べ、自社の広告やウェブサイトが上位に表示されるように最適化するSEO(検索エンジン最適化)、サイトにアクセスしたユーザーを効果的に誘導するためのLPO(着地ページ最適化)も台頭してきた。
新しいタイプの広告テクノロジーとして、ユーザーがどんな情報にアクセスしたかというアクセス履歴を基にユーザーの属性を把握し、その属性に合った広告を表示する行動ターゲティング広告を挙げる。また、ブログの更新情報をまとめ、通知するRSSフィード、ゲームなども、広告の舞台として可能性が広がりつつあることを示す。
| 悪魔の呪文「誠意を示せ!」―悪質クレーマー撃退の50ポイント (〈シリーズ〉“負けない企業人”になるための本) | |
![]() | 深澤 直之 東京法令出版 2007-09 売り上げランキング : 1101 おすすめ平均 ![]() バイブルになりえる本です 「顧客は神様」をやめろAmazonで詳しく見る by G-Tools |
無理難題を執拗に吹っかける「クレーマー」への対処方法を示す。
クレームとは、顧客・市民の要求行為と、苦情、文句、抗議などの「不満足」な感情が重なったものを指す。企業は受けたクレームに対し、事実確認や調査を行い、法的な理由・裏づけのある相当な対応を取ることが必要だ。それに応じず、さらに不当な要求を押し通そうとするのがクレーマーである。クレーマーと顧客を見分けるポイントとして、「複数の部署にクレームをつける」「『社長を出せ、責任者を呼べ』と発言する」など24の行動類型を示す。企業は「大事な顧客である以上、失礼な態度や強い主張はできない」と考えがちだが、間違った顧客至上主義の呪縛から解かれ、我慢しすぎないことを学ぶことが必要だと主張する。
具体的な方法として、イエローカードの活用を勧める。クレーマーの行動パターンに当てはまる行為があったら、イエローカードを机の上に置き、同僚に見えるようにする。著者の経験上、クレーマーは次々とイエローカードが切られ、すぐに10枚以上になるという。以降は、企業が相手をすべき顧客ではないと判断し、相手の要求・主張はすべて毅然と断っていく。「誠意を見せろ」「すぐ来い」などと言われた時の具体的な対処方法も解説する。


エコってホントは先進的でカッコイイ
このワクワク感はやめられないっ!


もう少し勉強してください






