メイン > 週刊エコノミスト書評 『ブックレビュー』 > 2006年2月7日~2月14日

物理学者、ウォール街を往く。―クオンツへの転進
物理学者、ウォール街を往く。―クオンツへの転進エマニュエル ダーマン Emanuel Derman 森谷 博之

東洋経済新報社 2005-12
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本書は、現在コロンビア大学で物理学の教鞭をとっている、エマニュエル・ダーマン氏の半生にわたる自伝だ。邦訳のタイトルは実にうまく内容を言い当てている。読者の期待を裏切らない書物である。

自伝は、同氏が物理学を専攻するために南アフリカからニューヨークのコロンビア大学にやってきた時点から始まる。同氏は同大学で数々の研究業績を残した後、ウォールストリートの有力インベストメントバンクに転じる。そこで物理学の考え方・手法を駆使し、実際の金融業務のフィールドで様々な実績を打ち立てることに成功する。そして、最終的に、彼は古巣であるコロンビア大学の教職に戻る。その経緯をとても丁寧に、しかも克明に記している。

本書の最大の功績は、物理学など自然科学系の考え方がいかにして金融理論と出会ったかを、綿密な記録として残していることだ。

ダーマン氏が、コロンビア大学の物理学研究者からゴールドマン・サックスやソロモン・ブラザーズといった有力インベストメントバンクに転職した背景や経緯がよく分かる。自然科学系の研究者が、生き馬の目を抜くような金融市場で、実際に起きていることに関心を抱き、千変万化の金融で実務を行う中で、常にアカデミックな意識を持って研究を続けた。そうした学究的スタンスには、わが国の研究者も学ぶ部分は多いだろう。

また、アカデミズムの研究者たちが海千山千の金融市場を相手にどうやって計量ファイナンス理論を昇華させたのか、血の通った説明がなされている。特にブラック・ショールズ・モデルで有名なフィッシャー・ブラック氏の仕事ぶりや人となりは、直接読者に息吹が伝わるような精緻な記述がなされている。とても興味深い記録だ。ブラック氏がノーベル経済学賞の受賞を待たずして逝去したことが、本当に残念に感じられるほどだ。後半部分に展開されているエキゾチック・オプションの評価システムやリスク管理にかかわる分野は、現在の専門家が読んでも相応のインプリケーションを得ることができるだろう。

最後に、「なぜ物理学の手法は金融の世界ではそれほどうまく働かないのだろうか?」との吐露がとても印象に残った。生身の人間が不確実性の中で投資行動を行う。これが金融市場の実像だ。人は間違えもするし、勘違いもある。それに対して、自然科学系の手法だけで一定の解を求める。そもそも、それが可能か否か。本書は重要な問題提起をしている。【評者 真壁昭夫(信州大学教授)】

■2006/02/14, 毎日エコノミスト

国家破綻はありえない
国家破綻はありえない増田 悦佐

PHP研究所 2005-12
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日本が財政破綻を起こして国債が紙くずになる、超インフレになる、少子高齢化で大変なことになるなどという類の、パニックをあおる経済書が次々と出版されている。

本書は二つの内容からなっている。一つは、これらの「破綻本」がいかにナンセンスかという指摘である。もう一つは、著者の言う「凡人なりの結論」を忠実に実行していくことで日本経済は発展してきたし、これからも発展するという主張である。

国家破綻はありえないという根拠は、実際に金利は上昇していない、海外から借金をしているわけではない、日本経済は健全に成長していくので20~30年かけて長期的に国債を減らしていけば間に合うなどである。

国債を返すために日本のGDPは半分になるという破綻本には、半分になるくらいなら返さなければいいではないかと一刀両断する。確かに、国債を返すためにパニックを起こすぐらいなら急いで返す必要はないし、長期的に国債を減らしていけばいいというのはその通りだが、長期的に減らすことが難しいから苦労しているのではないか。

増税してもどうせまた無駄に使ってしまうから財政再建にならないという主張はなるほどと思うが、どうしたら国債を減らせるのか、いま一つ説得力に欠けるように感じた。

一方、本書のもう一つの主張、「凡人なりの結論」を実行していけば日本経済はうまくいくという主張は痛快で説得力があり、なにより面白い。

日本は技術革新の途上で、製造工程も確立していない「生もの」を作る優位性を持っている。「生もの」を作るには現場の平凡な人々の創意工夫が大事で、そのような能力を引き出すことができるのは、エリートと普通の人々の距離が近い日本だけだという。その実例が本書の魅力なので、詳しくは紹介しないが、画一教育でうまくいく、生産性が低いのは役所依存の産業だけ、工場等制限法撤廃の重要性、斜陽産業生き残りの秘密など、素晴らしい指摘が数限りなくある。

フリーターも無駄な期間と思えても融通性が身に付くと主張する。著者は、アメリカで経済学の助教授となった後、日本でしばらくフリーターだったという。その経験からの主張だが、高いレベルの経験からそう言えても、一般化するのはいきすぎではないか。

ともあれ、バラ色の日本経済の未来を描く本書は、破綻本、自虐本に対して、根拠があり、楽しめるアンチテーゼとなっている。【評者 原田泰(大和総研チーフエコノミスト)】

■2006/02/14, 毎日エコノミスト

陽が開くとき―幕末オランダ留学生伝
陽が開くとき―幕末オランダ留学生伝東 秀紀

日本放送出版協会 2005-12
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著者インタビュー 東秀紀(作家)

――造船・軍事技術を学ぶためオランダに派遣された留学生を通して日本の近代化を描いた歴史小説です。留学生に関心を持ったきっかけは何ですか。

■旧知の編集者に勧められたのが始まりです。調べていくとこれが面白い。幕末の官費留学生は士族のエリートばかりですが、オランダ留学生の半数は職方でした。しかも、明治政府で外務大臣を務めた榎本武揚や学者の西周、津田真道などをのぞけば大半は無名。前から技術者の視点で歴史を書くことに関心があったんです。ただ、士族らが克明な日記や回想録を残しているのに、職方は書いていないので苦労しました。

もうひとつ興味が引かれたのは、榎本はじめほぼ全員が維新戦争で負けた側にいたことです。しかし、最終的には明治政府も本人も学んだ技術や知識を生かしたいという気持ちがあり、活躍の機会を与えられた者も多い。中島兼吉の大砲技術や沢太郎左衛門の火薬製造、赤松則良の造船技術など、帰国後の留学生たちは軍事・産業経済の近代化に大きな貢献をしています。

――30年前に東さんが鉄鋼会社に就職された当時の先輩たちの面影が、この留学生たちと重なったそうですね。

■ いわゆる職人と呼ばれる先輩が大勢いたのですが、みな非常に優秀で、問題を進んで改善したり、とにかく労を惜しまず働く。戦後日本の復興を支え、高度経済成長の担い手となったのは、こういう技術者だったのだという気持ちがあります。様々な困難を知恵や機転、工夫で切り抜けた留学生と二重写しになりました。版元のNHK出版の担当者が「これはプロジェクトXだ!」と(笑)。

――主人公の中島兼吉は越後高田藩家臣の養子で、侍ではあるが幕臣でないため、鋳造技術を専門とする職方の身分で加わっています。1969年に時を移したプロローグで、オランダ留学生を調べていると語る青年が民芸運動で知られる柳宗悦氏の夫人、兼子さんを訪ね、「あなたの祖父の中島兼吉がライデンの下宿先の女性との間に娘をもうけたらしい」と告げる場面があり、森鴎外の「舞姫」を彷彿とさせます。これは事実なんですか。

■仲間の日記などから、子供がいたことは事実のようです。柳家には女性の写真もある。戸籍から女性の名前も判明していますが、あとは大胆な想像です。兼吉は新政府に出仕、大阪砲兵工廠の建設に参加、西南戦争後に退いて中島鉄工所を起した。実は留学生の誰を中心にするか迷ったんですが、兼吉が柳家につながるのがわかった時、中島について書きたいと決意しました。沢の子孫も海上自衛隊で造船にかかわっている。ものづくりの誇りや気持ちが世代を超えて伝わったようで、興味深いです。

――現地取材もされたようですね。

■オランダという国を改めて知りました。兼吉らが住んでいた大学町ライデンは、趣のある古い魅力的な町でした。ライデン大学には長崎・出島にオランダが進出していた頃の資料もあり、興味が尽きません。

■2006/02/14, 毎日エコノミスト

食の歴史 (1)
食の歴史 (1)宮原 信 北代 美和子

藤原書店 2006-01
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先史時代から現代まで、西洋の食に関する歴史を追った通史の第(1)巻。編者のフランドランは、人間の基本的な欲求である性と食の研究を続けた歴史学者。一方のモンタナーリは農業史を専門とする歴史学者で、中世の食の研究家だ。文明の根幹にかかわる「食」と西洋社会の歴史を遠大な構想で描き出す。第(1)巻は食をめぐる人間と動物の違いから、古代・中世初期まで。

■2006/02/14, 毎日エコノミスト

エコロジストのための経済学
エコロジストのための経済学小島 寛之

東洋経済新報社 2006-01-27
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環境問題は経済問題であると著者は強調する。環境問題をなかなか解決できないのは、人間が愚かだからではなく、賢く合理的に行動する生き物だからだと。地球温暖化、大気汚染、ダム問題など現実の環境問題を、コモンズの理論、ゲーム理論、ケインズ理論といった経済理論とともに考察し、環境を主役に据えた「環境をコントロールするための経済学」を論じる。

■2006/02/14, 毎日エコノミスト

ドレスデン逍遥―華麗な文化都市の破壊と再生の物語
ドレスデン逍遥―華麗な文化都市の破壊と再生の物語川口 マーン惠美

草思社 2005-12
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1945年2月、連合軍の徹底的な空爆で廃墟と化したドイツ・ザクセン州の州都ドレスデン。文字通り瓦礫の山となった町を、市民たちは半世紀を超える年月をかけ、18世紀に遡る壮麗なバロック建築の町を甦らせた。ドレスデンの魅力に惹かれた著者は、空爆当時を知る人々を訪ね、芸術と文化の町の破壊と再生の物語に耳を傾ける。

■2006/02/14, 毎日エコノミスト

レバノンの歴史―フェニキア人の時代からハリーリ暗殺まで
レバノンの歴史―フェニキア人の時代からハリーリ暗殺まで堀口 松城

明石書店 2005-12
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著者は駐レバノン大使をつとめた外交官。「フェニキア人の時代からハリーリ暗殺まで」の副題どおりにレバノンの通史になっているが、読み応えがあるのは現代史。〓火薬庫〓と言われる中東の小国への、著者の温かい視線がうかがえる。

■2006/02/14, 毎日エコノミスト

ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術
ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術斎藤 由多加

幻冬舎 2006-01
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ゲームクリエーターとして知られる著者が、日常目にし、耳にする情報から何を得、どのような付加価値を生み出していくのか、その発想術を語ったエッセイ集。目に見える「現象」の裏にある「本質」を発見するには、少しあまのじゃくな視点が必要だという。

■2006/02/14, 毎日エコノミスト

韓国現代史
韓国現代史文 京洙

岩波書店 2005-12
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日本の植民地支配から解放されて60年、韓国がたどってきた苦渋の道のりを描く。軸となるのは済州島四・三事件と光州事件。圧政、デモ、拷問等の試練を生き抜いた人々の、精神風土の変遷を描くことで、韓国の今を読む。

■2006/02/14, 毎日エコノミスト

団塊の世代「黄金の十年」が始まる
団塊の世代「黄金の十年」が始まる堺屋 太一

文藝春秋 2005-09-25
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『団塊の世代「黄金の十年」が始まる』(文藝春秋、1680円)は、「団塊の世代」の名付け親、堺屋太一による21世紀の団塊の世代論である。

日本の近代化・産業化、そして高度成長を支えてきたこの世代が定年後どう変わっていくのか、あるいは変わっていかないのかが、今後の日本を大きく左右することは間違いない。堺屋はおそらく願望もこめて、この世代が大きく変わり、「黄金の十年」がやってくると予言する。

彼の議論のなかで説得的なのは、この世代や周辺世代が人口的にも多く、しかも資産や所得の水準も高いという点だ。つまり、このグループが巨大なシニア市場をつくっていく可能性が高いのである。この世代は過去の日本の市場の流れをリードしてきたグループであり、彼らが本当に自らのために消費すれば、若者や女性ではなく、彼らの市場が最も大きなものになっていくであろう。

また、定年後の彼らがどういう働き方をするかで、労働市場も変わっていく可能性がある。この世代の人材のプールは質が高く、企業側がこれをどう利用するかが、企業の将来を左右することになる。消費市場でも労働市場でも、企業がもっとこの世代に注目して、それを活用していけば、日本経済に新しい活力が生まれ、団塊の世代だけではなく、日本全体にとって「黄金の十年」がくるという著者のメッセージは説得力がある。

おそらく、成熟していく日本にとって最も重要なのは、若者たちではなく、女性とシニア世代なのであろう。しかし、問題はこのグループが本当に変わっていけるかどうかである。

堺屋も言うように、この世代は、(1)官僚主導・業界協調、(2)日本型経営、(3)核家族・職縁社会のなかで育ってきた人たちである。たしかに、このパラダイムは1990年代から綻びはじめ、様々な社会的混乱が生じはじめている。変わらなければいけないのは確かなのだが、今までの生き方を抜本的に変更することは、それほど簡単なことではない。おそらく相当な混乱をともないながらジグザグコースで進んでいくのだろうが、変化を起こさざるをえないし、また起こっていくであろうことは、堺屋の言うようにかなり確実なのではないだろうか。【慶応義塾大学教授 榊原英資】

■2006/02/14, 毎日エコノミスト

高血圧は薬で下げるな!
高血圧は薬で下げるな!浜 六郎

角川書店 2005-09
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おすすめ平均 star
star医者らしくない
star結局は自己責任
star論争するほどの本ではありませんよ

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著者インタビュー 浜六郎(医師)

――現代人は高血圧に悩んでる人が多いと思いますが、NPO法人・医薬ビジランス(寝ずの番=民間による監視の意味)センターの代表でもあるお医者さんが「降圧剤は飲まないほうがいい」という本を書くと驚きます。私も「高血圧」と診断されたんですが、この本を読んで「作られた病気」という観を強くしました。

■今は診療は月1回ですが、高血圧治療の大切さは分かっています。でも2000年に高血圧の基準値がより低く改定され、中高年の半分が「高血圧症」なんて状況は、恐怖心をあおっているようで異常ですよ。そんな時に新しくデータが見つかったので、この本を書こうと思いました。「NIPPON研究」と呼ばれるもので、これまでも公表されていましたが、オリジナルを調べ直して、隠されていた宝物を発見したんです。

――「NIPPON研究」は、1980年に国民栄養調査の対象になった人を14年間追跡した調査ですね。死亡率だけでなく、人の助けを借りず身の回りのことができる自立者をきちんと調べていたんですね。

■そうです。その調査で、降圧剤を飲んでいない人のほうが、14年後の自立度が高いという貴重なデータが得られていたんです。「影響が大きいので表に出さなかった」というデータです。製薬会社など、周りに遠慮したんでしょうね。

――他にもいろいろ問題点を挙げています。新基準で降圧剤の必要量が3・5倍に増え、国の医療費を押し上げてしまいます。しかも医師が出す薬のほとんどが、薬価が高い薬に偏りがちだということも問題です。さらに驚いたのは、降圧剤でがんが増えるという結果です。

■特に危険なのはカルシウム拮抗剤だと思いますが、日本では一番多く処方されています。この薬を使えば、理論的には免疫力が落ちると考えるのが普通で、ヨーロッパでは議論になっていますが、日本では議論にすらならない。新基準による治療で心筋梗塞にかかる人は1万人弱減るでしょうが、余分に4万人が死ぬと私は見積もっています。

――血圧に関する体の反応や降圧剤の作用・副作用なども分かりやすく書かれています。これを読んで、自分の判断で降圧剤をやめました。その結果、1カ月後のある日の血圧が、上が159、下が88なのです。これなら以前の基準では高血圧の境界域で、降圧剤を飲まなくてもいい値ですよね。

■血圧を自分で測ることはいいことです。自分の判断で薬をやめるのはよくないのですが、医者にかかっている限り降圧剤はなかなかやめてくれないでしょうから、自分を守るためには上手にやめるのは仕方ないでしょうね。まず太り過ぎや睡眠不足、ストレスや運動不足など血圧を上げる原因を見極め、それを取り除くように努力することから始めてください。

■2006/02/07, 毎日エコノミスト

検証 中国爆食経済
検証 中国爆食経済沈 才彬

時事通信出版局 2006-01
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マイカーブームによる石油需要の急増をはじめ、鋼材や銅、アルミなど、素材とエネルギーを大量に消費する中国の「爆食型成長」の実態が見えてきた。環境や資源問題への影響も含め、著者は向こう5年間の中国経済の行方を占う。人民元切り上げ幅は約20%、A株が急騰へ、糸偏摩擦(繊維)から金偏摩擦(鉄鋼)へ、大中華圏自由貿易圏など、10大変化を大胆に予測。

■2006/02/07, 毎日エコノミスト

Q&A 新しい独占禁止法解説
Q&A 新しい独占禁止法解説玉木 昭久

三省堂 2006-01
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1977年以来30年ぶりに大改正が行われた独占禁止法が今年1月施行された。今回の改正は主にカルテルや入札談合などに対する抑止力、執行力強化を狙った。本書では、そのための課徴金算定率の大幅引き上げや対象範囲の拡大、リニエンシー(課徴金減免制度)、犯罪捜査権限の導入などについて分かりやすく解説する。

■2006/02/07, 毎日エコノミスト

アメリカ 理念と現実―分かっているようで分からないこの国を読み解く
瀬戸岡 紘 (著)

アメリカという国を読み解くヒントは、アメリカが建国以来掲げてきた「理念」と「現実」とのギャップに焦点を当てることだと著者は言う。アメリカ市民とはどういう人たちか、小さな政府と大きな政府、宗教、大学、消費社会、大統領と選挙、雇用・労働、農業、貿易、市場経済とテロなど、多彩な視点からアメリカの本質に迫る。

■2006/02/07, 毎日エコノミスト

M&A最強の選択
M&A最強の選択服部 暢達

日経BP社 2005-12-22
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世間を賑わせるM&Aとは何か。日本と世界のM&Aはどう違うのか。資本市場の特性、会社法、証券取引法、税法の理念に照らしながら本質に迫る。ライブドアvs フジテレビなどの実例に即し、日本企業をめぐる買収・合併、事業再生の悪手・善手を読む。

■2006/02/07, 毎日エコノミスト

木鐸―平成の風に聴く
田中 洋之助 (著)

ジャーナリストとして50年余を生きてきた著者が、平成という時代の「風向き」を読む。政治、経済、外交といった国の方向性から、折々に話題になった本や映画、日々の生活まで、多岐にわたるその視線の中から、静かにこの国の足音が聞こえてくる。

■2006/02/07, 毎日エコノミスト

日本をロハスに変える30の方法 ― BUSINESS LOHAS
日本をロハスに変える30の方法 ― BUSINESS LOHASローハスクラブ

講談社 2006-01-20
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ロハスというキーワードが話題になっている。直訳すれば、健康と地球の持続可能性を志向するライフスタイル。個人の生き方だけではない、企業や団体、自治体までを含めたものづくりやまちづくりを模索する。

■2006/02/07, 毎日エコノミスト

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