メイン > 週刊エコノミスト書評『ブックレビュー』(2005年) > 2005年7月26日~8月9日

中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア主義
4560027781中島 岳志

白水社 2005-04
売り上げランキング : 13,517

おすすめ平均 star
starインドと日本の深いつながりを知る

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インドの独立運動家ラース・ビハーリー・ボース。ボースはインド総督爆殺未遂事件で英国政府に追われ、1915年に日本に逃れてきたが、英国と同盟関係にあった日本政府はボースに国外退去命令を出す。そのボースをかくまったのが東京・新宿の中村屋だったことはよく知られている。

ボースの生涯を描いたこの書は、不思議な香りに包まれている。インド的執拗さと独立運動の情熱というスパイス、そして日本のアジア主義者たちという「福神漬」とを、うまく調和した香りである。

インドカリー(カレーという言葉は英国の植民地主義の香りがするとして、ボースは中村屋で作った自分のカレーをインドカリーと呼ぶ)が、色々なスパイス固有の香りや味と、各種スパイスの相互作用によって成り立っているごとく、ボースの革命家としての生涯は、運命と偶然との戯れの相互作用によるドラマであった。国外退去命令を報じる一片の新聞記事に、ふと中村屋の主人が関心を持たなかったら、ボースと中村屋をめぐるドラマは成り立たなかったはずである。

他方、ボースが頭山満や孫文と出会い、互いに意気投合しているのは、偶然の所産ではなく、運命という演出家の設定した筋書きのように見える。インド独立運動というドラマが、日本や中国を巻き込んだアジアのドラマへと広がっていくのは歴史の運命であった。

それだけにこの本は、日本とアジアとのかかわり合い、いわゆるアジア主義なるものに鋭い目を向ける。ボースも、そしてインドの先達タゴールも、共に日本帝国の近代化の中に潜む矛盾、すなわち一方でアジアとの連帯を唱えながら、他方でアジアを踏みにじっている矛盾を看破し、これを強く批判した。

しかしボースが最後に、日本のアジアへの侵略を半ば糾弾しつつも、そこに秘められた反西欧の精神に共感したのは、ボースが日本に帰化し、日本人を妻としていたからではなく、むしろボースを心から支持していた日本人の心意気と一途さにボースが打たれたためだろう。

深い思想に裏付けられていなかったとはいえ、当時のアジア主義の背後には市民の連帯感があった。日本国民の多くが、どこかで西洋に痛めつけられていると感じていたことこそ、その連帯感の因ではなかったか。

とかく政治的、思想的な歪みとしてのみ語られることの多いアジア主義のもう一つの側面、すなわち市民の連帯感こそが、中村屋のインドカリーの、本当の味なのだ。【評者 小倉和夫(国際交流基金理事長)】

■2005/08/09, 毎日エコノミスト

トヨタモデル
4061497847阿部 和義

講談社 2005-06-17
売り上げランキング : 21,873

おすすめ平均 star
starトヨタ方式の入門書に

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バブル崩壊後の不況が長期化するなかで、日本経済再生の方途を模索する議論が高まりをみせたが、それがたどりついた一つの結論は「ものづくり立国への原点回帰」であった。その際、「ものづくりニッポン」の未来を具体的にイメージするうえで大きな意味をもったのは、トヨタ自動車、キヤノン、シャープに代表される「勝ち組」メーカーの存在である。このような脈絡をふまえるならば、なぜトヨタが「勝ち組」になりえたかを多面的に検討した本書の刊行は、時宜にかなうものだと言うことができる。

本書は、「世界のトヨタ自動車」が車を作る方法論を「トヨタモデル」と呼んだうえで、トヨタモデルが、中部国際空港をはじめ、官民の様々なプロジェクトに浸透しつつあることから叙述を始める。そして、トヨタモデルを構成する諸要素を掘り下げる各論へ移る。

各論で取り上げるのは、ハイブリッドカー「プリウス」を生んだ技術力、国内シェア40%回復をはたした販売力、アメリカ・ヨーロッパ・中国へと加速する海外展開、生き続ける「かんばん方式」に象徴される生産管理、好業績下のベア要求ゼロに示される良好な労使関係、コストダウンの飽くなき追求に凝縮される経営哲学、の諸要素である。同時に本書は、ヨーロッパでの悪戦苦闘や中国進出の出遅れ、反主流派を事実上排除する労働組合のあり方、巨大化した下請けメーカー(例えばデンソー)との微妙な関係など、トヨタモデルが抱える問題点にも目配りしている。

各論をふまえて、トヨタの21世紀戦略とトップマネジメントの動向を論じ、叙述を終える。各章の終わりで「トヨタをつくった男たち」11人(豊田佐吉から豊田章一郎まで)の略歴をまとめていることも、便利である。

以上のような内容をもつ本書は、今日のトヨタの強さが何によってもたらされたかをコンパクトな形で解き明かした良書である。惜しむらくは、各論で企業金融について掘り下げていないこと、およびトヨタモデルの問題点を指摘しているだけでそれらを解決する展望を示していないこと、の2点が気になるが、新書版の紙幅の制約を考慮に入れれば、それらは、やや無理な注文なのかもしれない。長期不況下にもかかわらず、トヨタ、キヤノン、シャープなどがなぜ「勝ち組」になりえたかを解析することは社会的意味をもつ作業であり、今後は、このテーマに挑戦する、新書版や文庫版ではない本格的な研究書が登場することが求められている。【評者 橘川武郎(東京大学社会科学研究所教授)】

■2005/08/09, 毎日エコノミスト

■著者インタビュー 黒木 亮(作家)

シルクロードの滑走路
4163240500黒木 亮

文藝春秋 2005-06-10
売り上げランキング : 5,857

おすすめ平均 star
starやはりおもしろい
star白熱する交渉戦
star黒木氏の作品としては期待はずれ

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――シルクロードや日本人には馴染みの薄い中央アジアのキルギスが舞台になっています。発展途上国での航空機ファイナンスをテーマにした経済小説というのも異例です。

■今回の作品では二つのことを伝えたいと考えました。一つは、中央アジア諸国の多様性やロシア支配からの独立など歴史的経緯、民族問題を日本の読者に知ってほしいということ。もう一つは、航空機ファイナンスという難解な金融ビジネスを、それに携わる人物を通して描くことでした。私自身が大手銀行、大手証券、大手総合商社と転職し、そのサラリーマン時代にかかわった金融ビジネスは一貫したテーマです。

――日本の商社マンがキルギスの運輸大臣や航空会社幹部に手を焼く姿が実に詳細で、リアルですね。

■商談場面の8割くらいは実際の私の経験です。1990年代前半、大手証券のロンドン駐在時代に手がけたビジネスの一つでした。いずれ小説に書きたいと思い、交渉経緯をメモしたり、ホテルに戻って忘れないようにテープに吹き込んだり。そうして集めた資料をもとに、改めて現地を訪れ、当時の記憶をたどりながら書き進めました。

――日本の総合商社仲介によるキルギスの航空機購入が大きな話の流れですが、描写されている交渉の難航は、現実でもそうだったのですか。

■日本のビジネスマンの常識ではおよそ想像がつかないでしょう。交渉をスムーズに進めようと先遣隊を現地に派遣したり、資料を前もって先方に送ったりするのですが、彼らは交渉のテーブルについて初めて、資料を読み始める。午前中の交渉でほぼ合意ができ、午後には正式契約をと考えていると、「手数料が高すぎる。もっと下げろ」と言いがかりをつけてきたり……。

――政府高官から賄賂の要求も実際にあったのですか。

■発展途上国でのビジネスでは袖の下の要求は日常茶飯事です。もちろん受け入れる企業と断る企業がある。日本企業がどうやって会計処理しているのかは、正直、わかりません。それでなくても日本の商社の場合、意思決定、プロジェクトの中身はごく一部の人間しかわからないようになっています。

――キルギスの奥地観光の場面など文化、歴史の描写も多いですね。

■そこに住む人がどんなものを食べ、どんな習慣をもつのか、外国人のもてなし方など、実際にその土地に入り込んで知ることは重要です。ビジネスの世界でもそうした理解がなければうまくいかないケースを何度も経験しました。航空機ファイナンスという馴染みの薄いビジネスを、日本人ビジネスマンと現地スタッフ、キルギス人とのかかわりのなかで理解してもらえればと思います。

――黒木さんは、先日、同時爆破テロが起きたロンドン在住ですが、民族紛争やテロは今後のテーマには?

■経済小説の枠組みの中で取り入れることはあると思います。エジプトに2年間留学したので、イスラムについては書いてみたいと思います。

■2005/08/09, 毎日エコノミスト

報道カメラマン 石川文洋写真集「戦争と平和」〈第3巻〉ベトナム報道35年
4947676728石川 文洋

ルック 1998-10
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超大国アメリカを敗退させたベトナム戦争とは何だったのか。1965~68年にかけてベトナムに滞在し、従軍カメラマンとして米軍・サイゴン政府軍に同行取材した著者が、ベトナムの30年を振り返る。終戦後もかの地を繰り返し訪れてきた著者が捉えた復興の軌跡、人々の暮らし、なお残る戦禍の傷跡、変わったもの、変わらないものの諸々を、写真と共に伝える。

■2005/08/09, 毎日エコノミスト

「身の丈」起業のすすめ
4061497952一橋総合研究所

講談社 2005-07-20
売り上げランキング : 17,062

おすすめ平均 star
starはじめに読むとよいかも・・・

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独立心旺盛な人間だけが起業する時代は終わった、と冒頭に書く。リスクを取って起業するより会社にしがみつくのが得策などと考えていたらリストラに遭う時代。手堅い人生設計のためにも、ローリスク・ローリターンから始める「身の丈起業」のすすめ。会社を大きくしたくなった時、上場したくなった時など段階を踏んで解説する。

■2005/08/09, 毎日エコノミスト

全裏手口!「オレオレ」事件簿―誰も逃れられない…
4331510921日名子 暁

広済堂出版 2005-03
売り上げランキング : 893,650


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ニセの孫や身内になりすまし、チームで電話芝居を演じる実行犯の背後には、詐欺のソフトを伝授する「オレオレ詐欺学校」の存在があった。年間被害総額284億円とも言われる「振り込め詐欺」の実態を犯罪ルポの第一人者が暴く。「カモの味は何度も味わえ」など、詐欺マニュアルの検証をはじめ、あの手この手の裏手口を公開。

■2005/08/09, 毎日エコノミスト

アジアは近代資本主義を超える
4120036529榊原 英資

中央公論新社 2005-07-11
売り上げランキング : 15,357

おすすめ平均 star
star題名には引き寄せられるが。。。。

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最近の中国やインドの台頭に見られるように、世界でのアジア経済の比重が高まっている。欧米主導で進んできた近代資本主義に、アジアの台頭はどのような影響を与えるのだろうか。多神教的なアジア文明を歴史の視座のなかに見つめ、近代資本主義とは何だったのか、中産階級の台頭とアジア、ポスト近代のシステムづくりに日本独自の文明はどう貢献できるのかなど経済を下敷きにしたアジア論を展開する。

■2005/08/09, 毎日エコノミスト

水煮三国志
4820716395成君憶 呉常春 泉京鹿

日本能率協会マネジメントセンター 2005-07-26
売り上げランキング : 230

おすすめ平均 star
star好き嫌いはあれど、抱腹に面白い中国的MBAスピードマスター
starこれからはアレンジである。
star好き嫌いはあるけれど、抱腹に面白い中国的MBAスピードマスター

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魏の曹操は半官半民の国営企業のCEO、呉の孫権は個性派の中堅企業の経営者、そして蜀の劉備は急成長を果たすベンチャー企業の経営者……。おなじみの「三国志」のストーリーを下敷きに、企業買収あり、ブランド戦争ありの権謀術数渦巻く現代中国ビジネスを描く。「水煮」とは様々な材料を煮込む四川料理の料理法のこと。経営学、組織論、人材活用、マーケティングなど多様なビジネス思想をじっくりと煮込んだ1冊。04年に中国で110万部を超えたベストセラーの邦訳。

■2005/08/09, 毎日エコノミスト

■著者インタビュー 大塚将司(日本経済研究センター主任研究員)

日経新聞の黒い霧
4062128551大塚 将司

講談社 2005-06-26
売り上げランキング : 2,887

おすすめ平均 star
starこれは日経だけの問題だろうか?
star冒頭から疑問が・・・。
star読み出したらとまらない

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――『日本経済新聞』の一記者として社長の不祥事を自ら調査し、退陣に追い込むまでのノンフィクション。上司、後輩に至るまで関係者をほとんど実名で描いている。率直に言って、よくぞここまで、との印象です。

■新聞社が現実にやっていることと、建前で言っていることの落差がどれだけあるか。それをはっきりさせる必要があると思ったのです。外には情報開示しろと言い、自分のところは密室体質。ジャーナリズムを担う組織が内と外とで顔を使い分けていいのかという問題意識です。小説仕立てのつもりで書いたんですが、仮名でフィクションを交えたのでは物事がはっきりしない。

――今の新聞社の何がどうおかしくなってきたのでしょうか。

■従業員数、売り上げなど組織がマンモス化したのに、30、40年前のルールで運営している。それはまずい。かつていた言論人が消え、密室のボス支配がまかり通っている。社長と一部の側近がすべてを決める。お互いに秘密を共有し、それを守っていく一種の運命共同体になっている。

――日経がその象徴的存在だった?

■かつて日経新聞はまぎれもなく言論報道機関でした。現在は情報サービス会社に堕落している。転機は1985年のプラザ合意のような気がします。バブル経済が膨れあがり潰れていく過程で起きたことです。古い体質の組織が新しい事態に対応できず、現実と建前の二重基準の落差が広がりすぎた。

――書かれた側の同僚や関係者からの反応はどうですか。

■それぞれですね。日経社内で置かれた立場によって評価も違うようです。

――組織内で生き抜くためにジャーナリズム精神を失っていくサラリーマン記者の限界。この本のもう一つのテーマになっています。

■サラリーマン記者であることを批判しているわけではありません。それはそれとして仕事なのです。だけど、それならそれで言うべき、書くべき節度というものがあるのではないでしょうか。私自身サラリーマン記者だった。その30年間を反省を込めて総括し、世に問うことが役に立つと判断しました。

――サラリーマン記者からジャーナリストに変わらなければならないと?

■ルビコン川を渡ったのは、2003年1月です。電子内容証明郵便で社長解任の株主提案を送る直前にサラリーマン記者としてもらった9枚の賞状を破り捨てました。84年のリッカー倒産報道、95年の三菱銀行・東京銀行合併報道による二つの社長賞、その間の7枚の編集局長賞です。これは私が独りよがりに続けてきたスクープ報道と決別する決意の証しでした。

――そのことで日経を懲戒解雇、法廷闘争の末、会社側と和解し、昨年12月復職された。次は何を?

■支援者の一部から批判もあったんですが、この本の出版を優先するため和解交渉を長引かせるのは得策ではないと判断しました。今はコーポレートガバナンス(企業統治)のあり方を研究、次作に生かしたいと思っています。

■2005/08/02, 毎日エコノミスト

韓国のデジタル・デモクラシー
4087203018玄 武岩

集英社 2005-07
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おすすめ平均 star
star韓国の「今」がよくわかった
starノムヒョン大統領のファンが書いたインターネット選挙の経緯

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ブロードバンド大国と言われる韓国で、2002年暮れの大統領選挙ではインターネットを介した市民ネットワークが大きな役割を果たしたという。いまやデジタル・デモクラシーの実験室ともなっている韓国の、民主化と政治改革、ネット市民とのかかわりを、歴史的視点を交えながら分析する。

■2005/08/02, 毎日エコノミスト

東アジア経済統合への途
4535554536向山 英彦

日本評論社 2005-07
売り上げランキング : 94,870


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グローバル化の下、この数十年の東アジア経済は、大きく様変わりしている。東アジア共同体は誕生するのか。台頭する中国経済をはじめ、通貨危機後の韓国やASEAN、日中韓の連携、中国と台湾、中小企業の役割など、統合へ向かう東アジア経済の全体像を描き出す。

■2005/08/02, 毎日エコノミスト

イザベラ・バードのハワイ紀行
4582832490イザベラ・バード

平凡社 2005-07
売り上げランキング : 25,041


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著者イザベラ・バードは19世紀の女性旅行家。明治初期の日本を英国女性の目で活写した『日本奥地紀行』で知られるが、そのバードが、1873年に6カ月ほど滞在した「常夏のエデンの島」ハワイを、鮮やかに描き出す。噴煙をあげる火山によじ登り、草葺きの小屋に寝泊まりして現地の人々の暮らしに触れるなど、社会の隅々まで貪欲に体験しようとする姿勢に引き込まれる。日本を訪れる5年前、バード41歳の時の記録である。

■2005/08/02, 毎日エコノミスト

ベーシックアメリカ経済
4532118050みずほ総合研究所

日本経済新聞社 2005-06
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アメリカ経済は必ずしも日本で正しく理解されているわけではないとの認識から、多彩な切り口でアメリカ経済の今を解説する。戦後アメリカ経済の軌跡をたどることからはじまり、経済を下支えしてきた企業群、個人消費や家計、州政府の実態、金融システム、ブッシュ政権の政策課題まで、等身大のアメリカ経済を浮き彫りにする。

■2005/08/02, 毎日エコノミスト

中東がわかる8つのキーワード
4582852823宮田 律

平凡社 2005-07
売り上げランキング : 55,095


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中東諸国の人口は増加し続け、1970年代に比べ、ほぼ倍増しているという。これが失業や住宅難、教育の未整備、さらには水不足の問題を深刻化させている。この水をめぐる争いが過激派のメンバーを育てることにつながるなど、イスラエル・パレスチナをはじめとする紛争の背景にあり、今後も大きな火種となりかねないのだという。こうした「水と環境」の問題を皮切りに、「復興」「イスラム過激派」「民主化」「分離壁(イスラエル・パレスチナ)」「核」「民族・宗派問題」「国際主義」のキーワードから中東イスラム社会を読む。

■2005/08/02, 毎日エコノミスト

ハードワーク~低賃金で働くということ
4492222642ポリー・トインビー 椋田 直子

東洋経済新報社 2005-06-17
売り上げランキング : 3,590

おすすめ平均 star
star『ムハマド・ユヌス自伝-貧困なき世界を目指す銀行家-』と合わせ読みたい
star一国の経済社会における貧富の問題は、理論でなく現実であると同時に複雑である

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コスト削減で派遣労働力に頼る民間企業は職場訓練には熱を入れず、労働者の約3割を占める低賃金労働者にとって、より高い収入、より充実感のある仕事への道は閉ざされている……。これは日本ではなく、英国の話。『ガーディアン』紙のコラムニストである著者が、不平等の実態を探るべく、病院の運搬係や清掃など最低賃金の職場で働いた結果をまとめた1冊。

■2005/07/26, 毎日エコノミスト

カブールの本屋―アフガニスタンのある家族の物語
4872575784アスネ・セイエルスタッド

イースト・プレス 2005-07
売り上げランキング : 49,445

おすすめ平均 star
starみなさん、ぜひ、読んでください。
star好奇心が満たされる一冊。

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タリバン政権崩壊後のアフガニスタン。伝統と近代化の混乱のなかで、普通の人々の暮らしはどうなっているのか。家長の絶対的権力と大家族主義、根強い女性差別。首都カブールで本屋を営む一家と生活を共にしたノルウェーの女性ジャーナリストが、その目で見たイスラム社会の現実を描き出す。

■2005/07/26, 毎日エコノミスト

会計士がきた!―ケースでわかる会計と監査
4561411488越知 克吉

白桃書房 2005-06
売り上げランキング : 64,251


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会計士である烏山史郎(架空の人物)を主人公に、彼が監査で出会う企業の経理担当者とのやり取りから、経理担当者の会計処理に対する教訓をまとめている。経理現場でよくあるという、監査の手続きから税務などの法知識まで39のテーマを、ショートストーリー仕立てで解説しているのが特徴。著者は会計士で、会計士の仕事をまとめた前作『会計士物語』の姉妹編。

■2005/07/26, 毎日エコノミスト

小説田中久重―明治維新を動かした天才技術者
479767136X童門 冬二

集英社インターナショナル 2005-06
売り上げランキング : 8,012

おすすめ平均 star
starなんだか・・・・

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幕末維新の時代、「からくり儀右衛門」と呼ばれた男がいた。からくり人形をはじめ、動き回る蒸気船や蒸気機関車の模型などで人々を驚かせたこの男は、後に「東芝の父」と呼ばれることになる。日本の近代化に貢献した天才技術者、田中久重の人生を描く。

■2005/07/26, 毎日エコノミスト

モンゴ ニューヨークのゴミをめぐる冒険
4480837140テッド・ボサ 宇佐 和通

筑摩書房 2005-07-06
売り上げランキング : 85,297


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捨てられたゴミをひたすら集めてまわる大都会のストリートコレクターたち。彼らはゴミにどのような価値を見いだしているのか。コレクターたちの日常を追う。モンゴとは彼らの間だけで通用する言葉で、「捨てられているもの、まだ十分に使えるもの」の意味。

■2005/07/26, 毎日エコノミスト

株の教則本―1日100億円動かした元カリスマ証券レディが教える
4757303157雨宮 京子

インデックス・コミュニケーションズ 2005-06
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おすすめ平均 star
star初心者にもグッド!

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株式売買のイロハを運転免許取得の過程になぞらえて分かりやすく解説。学科(基礎知識)、技能(売買)、路上教習(戦略的な投資方法)、オプショナルの高速教習(株でガッポリ儲ける)まで段階に応じて学ぶ。

■2005/07/26, 毎日エコノミスト

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