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週刊東洋経済「この経済本がすごい!2006年決定版 『経済・経営書ベスト100』」
2006年12月30日, 週刊東洋経済, 194~203ページ
【1位】
| MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方 | |
![]() | ヘンリー・ミンツバーグ 池村 千秋 日経BP社 2006-07-20 売り上げランキング : 2511 おすすめ平均 ![]() MBAの問題点をするどく突く。 言いたいことは分かるがやや客観性を欠く。 タイトルと本文の主旨が異なるかも・・・Amazonで詳しく見る by G-Tools |
マネジメント、組織、社会制度の腐敗を招くMBAという存在
【2位】
| マネジャーの仕事 | |
![]() | ヘンリー ミンツバーグ Henry Mintzberg 奥村 哲史 白桃書房 1993-08 売り上げランキング : 1217 おすすめ平均 ![]() 戦略論をめぐる熱狂を冷ややかに見つめるミンツバーグの出発点 経営戦略論と一緒に読むべき一冊 非常に面白いAmazonで詳しく見る by G-Tools |
企業管理者の行動を分析。管理業務の未来も語る
【3位】
| プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか | |
![]() | P・F. ドラッカー Peter F. Drucker 上田 惇生 ダイヤモンド社 2000-07 売り上げランキング : 1262 おすすめ平均 ![]() 繰り返し読めますね ナレッジワーカーのための本 はじめて読むにはおすすめです。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
どうすれば一流の仕事ができるのか。経営学の神様が教える
【4位】
| ジョン・コッターの企業変革ノート | |
![]() | ジョン・P・コッター ダン・S・コーエン 高遠 裕子 日経BP社 2003-12-11 売り上げランキング : 3777 おすすめ平均 ![]() 現場主義「see-feel-change」を説き、彼の「変革の8段階説」を唱えた本 自己変革したい人にも 日本企業のターンアラウンドはまだまだこれからAmazonで詳しく見る by G-Tools |
危機に直面して、初めてその人の実力がわかる
【5位】
| CEO 最高経営責任者 | |
![]() | トーマス・J・ネフ ジェームス・M・シトリン 村井 章子 アスペクト 2005-09-22 売り上げランキング : 34637 おすすめ平均 ![]() 新任地に赴くリーダーは必読! CEOの人、これからCEOになる人、得られること絶対あります 新しくリーダーになった人向けの本Amazonで詳しく見る by G-Tools |
最初の100日で何をなすべきか
【6位】
| 「社長の評判」で会社を伸ばす―戦略的企業広報の活用法 | |
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会社にとって最も大きな資産は経営トップの名声である
【7位】
| アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役 | |
![]() | 稲盛 和夫 日本経済新聞社 2006-09 売り上げランキング : 202 おすすめ平均 ![]() 人の心をつかむ経営 最も小さな企業体=アメーバが大企業を支える 信頼という絆Amazonで詳しく見る by G-Tools |
京セラ独自の小集団による利益極大化システムを公開
【8位】
| 会社は誰のために | |
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財界の2大リーダーが組織とトップのあり方を語る
【9位】
| CEOアカデミー―最高の経営者たちが教える企業経営の極意 | |
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全米最高のビジネス教育スクールのエッセンスを収録した講義録
【10位】
| 勝者の決断 | |
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ビジネスという現代の戦争を生き抜くビジネスマンのための『兵法書』
■経営リーダーになるために読む本
■創造的、かつ効率的な管理者になる心構え
東京女学館大学教授・経営学博士 西山昭彦
1952年生まれ。75年一橋大学社会学部卒業、東京ガス入社。ハーバード大学大学院修士課程修了。
アメリカでは、過去何十年にわたって経営リーダーの要件や成功の法則についての研究が続けられている。それらの中には、普遍的な真理が見られ今日のわが国でも通用する重要な発見がある。
新著『MBAが会社を滅ぼす』でヘンリー・ミンツバーグはハーバードのケースメソッドをはじめMBAスクールを批判し、本物のマネジメントスクールを作ることを提案している。
その中で、五つのマインドセットのモジュールを設計している。自己のマネジメント(省察のマインドセット・以下同じ)、組織のマネジメント(分析)、文脈のマネジメント(世間知)、人間関係のマネジメント(協働)、変革のマネジメント(行動)である。
マクレガーのY理論を適用した目標管理が今日のように多く採用されている中で、高次の欲求を持つ人々のインボルブメントの成否が成果を左右する。その点で、マインドセットは、マネジメントにつく者にとって最重要と思われる。
■管理者の時間の使い方 鮮度の高い情報を好む
ミンツバーグの出世作は『マネジャーの仕事』。5人のマネジャーの行動を詳細に調べ、彼らが何を行っているかを時間の配分で示した。その結果、〔1〕情報伝達と職階の維持、〔2〕多様性、断片的でバタバタ、〔3〕仕事の中断を好む、深入りしない、〔4〕表面的に済ませる、不確かでも情報を早く欲しがる、進行中の状況を好む、〔5〕口頭による接触(部下が48%、上司が7%、社外が44%)などで時間を多く割いていることがわかった。
実態調査で、その姿を生き生きと描き出したことがヒットになった。その特徴を見ると、よく「今バタバタしている」と言うが、実際に仕事は短時間、断片的でバタバタしているものだ。そんな中で、新しい話が入ってくることを好む。不確かでも早く情報が欲しいという点は、現在の経営層の傾向と同一である。
すでに決定してオープンになってしまった情報にはもはや興味がなくなるけれど、進行中でどうなるかわからないときには情報は重要である。なぜなら、早く手を打つことが成果につながるからである。たとえば、人事情報はうわさの段階が最も好まれる。
次に、本書ではマネジャーの成功を左右する要因は、新しいことに着手する、決定を下す、活動を自分の仕事の目的に利用することだと述べている。
異なるさまざまな活動を自分の仕事の目標に向けて統合するというのは、マネジメントの一つの姿であろう。大きな目標に向かって、日々ムダのないように仕事を関連づけていく。そうすれば効率もアップする。新たな創造と仕事の効率という、ビジネスマンにとって大切な2大アイテムがここに示されている。
経営リーダー研究では外せないP・F・ドラッカーは、『プロフェッショナルの条件』で、成果を上げるには七つのことを実行すればよいと述べている。
そのうち特に、〔1〕日常生活の中に継続学習を組み込むこと。常に新しいことに取り組み、昨日行ったことを今日も行うことに満足しない、〔2〕自らの強みを知っている、〔3〕改善や変更しなければならないこと、得意でないことは他の人に任せるべきことも知っている、が重要だ。
自分を知るに関係する「自らの強み、弱みを知ること」は、自己分析の基本である。マーケティングで「SWOT分析」が行われるが、ここでは、自分が進出し勝てる分野、他者に負かされる分野をしっかりと見定めておく。
そのうえで、ドラッカーは前述の〔3〕の自分に足りない部分は、自分とタイプの異なる部下に補ってもらう、〔4〕間違っても、自分と似たタイプを周りに置いてはならない、〔5〕自らの啓発と配属に責任を持つべきと述べている。
さらに、日本の組織についても言及している。日本では一人ひとりの人間を配属する責任や、彼らが必要とする経験や挑戦する機会を与える責任は組織の側にあると考え、大企業の人事部ほど責任感にあふれた人たちはいない、しかし、それでも人事部は変わらなければならないと言う。
人事部は人事の決定者でなく、相談相手とならなければならないと言う。つまり、本書で繰り返し述べられているキャリア形成の問題に結びつく。
自分のキャリアビジョンを持ち、それを実現するための職場を自ら選択していく自己キャリアの形成が、現在私たちの取るべき道である。それは会社から与えられるものではない。ドラッカーも、会社がキャリアを決める日本型を批判 している。
■成功する幹部と脱落する幹部の違いは
ハーバード大学のコッター教授は、『ジョン・コッターの企業変革ノート』などで、変革のリーダーシップについて、変化が激しいときは学習を続ける意欲と能力がキャリアの成功と業績の向上にとって不可欠であり、成功する幹部と脱落する幹部の差は、多様な経験、対人関係、ミスに対する効果的な処理、ストレスへの対処にあると述べている。
ミスへの対処は、どこまで対応できるかで、その人のスキルが高いかどうかが示される。危機に直面して実力がわかるのである。
これから経営につく者がトップの基本を学ぶには、『CEO 最高経営責任者』が有益だ。『「社長の評判」で会社を伸ばす』。どちらも、就任後何をすべきかを100日などの時間軸で述べている。
『アメーバ経営』と『会社は誰のために』は、変革型経営で成功した経営者が本音で語る経営論である。どちらも、社員個々の力を最大限発揮することを志向している。
自由市場で勝つためには組織という人為的装置を不断に市場の法則で改革し続けなければならないことが実感を持ってわかる。


MBAの問題点をするどく突く。
言いたいことは分かるがやや客観性を欠く。









