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【赤澤史朗 書評委員お薦め「今年の3点」】

戦争と表象/美術20世紀以後―国際シンポジウム 記録集
戦争と表象/美術20世紀以後―国際シンポジウム 記録集長田 謙一

美学出版 2007-04
売り上げランキング : 144804

おすすめ平均 star
starこうした取り組みこそが広まってほしい
starパネリストの発表内容のレベルが低調

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殉国と反逆―「特攻」の語りの戦後史 (越境する近代 3)
殉国と反逆―「特攻」の語りの戦後史 (越境する近代 3)福間 良明

青弓社 2007-07
売り上げランキング : 31775

おすすめ平均 star
star特攻のメディア史の意義

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日清・日露戦争 (岩波新書 新赤版 1044 シリーズ日本近現代史 3)
日清・日露戦争 (岩波新書 新赤版 1044 シリーズ日本近現代史 3)原田 敬一

岩波書店 2007-02
売り上げランキング : 3962

おすすめ平均 star
star日本が列強の一員になるまで
star研究書の一種?
star興味深かった

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書評で取り上げるべきであったが、取り上げられずに終わった本3点である。

(1)は、日露戦争から第2次世界大戦期までの、戦争の絵画・写真・映画・博物館・記念碑などを扱ったシンポジウムでの、22編の報告とコメントを収録したものである。他国との比較など、新たな発掘に基づいており刺激的だった。

(2)は、第2次大戦後の書籍や映画で取り上げられた特攻隊の像の、多様性・多面性を検討したものである。著者は69年生まれの人だが、矛盾を孕(はら)んだ戦中派世代の心情に、よく迫りえていると思う。

(3)は、現在刊行中の岩波新書「シリーズ日本近現代史」の3冊目に当たるが、このシリーズは近年の研究成果を反映した通史として注目すべきものだ。本書は日清戦争と台湾征服戦争の無惨(むざん)な実態や、日清戦後の批判的ジャーナリズムの動きを多彩に描いている。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 10ページ

【斎藤美奈子 書評委員お薦め「今年の3点」】

「結婚式教会」の誕生
「結婚式教会」の誕生五十嵐 太郎

春秋社 2007-08
売り上げランキング : 8169

おすすめ平均 star
star日本人の宗教観が垣間見えてくる
starウエディングチャペルもうでが癖になりそう
star日本にある信者のいない教会、その実態が語るもの

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ガイドブック的! 観光社会学の歩き方
ガイドブック的! 観光社会学の歩き方遠藤 英樹

春風社 2007-10
売り上げランキング : 720244


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火葬後拾骨の東と西 (火葬研究叢書 2)
火葬後拾骨の東と西 (火葬研究叢書 2)日本葬送文化学会

日本経済評論社 2007-04
売り上げランキング : 34546


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(1)は日本中に点在するウエディング専用のチャペル=結婚式教会の誕生と急増の理由を、日本人の宗教観や結婚観とからめて考察した一冊。町中に忽然(こつぜん)とあらわれる中世の建築物みたいな教会の謎が解けます。

(2)はブックガイドも充実した観光社会学の入門書。読み物としては食い足りない面もあるものの、『深夜特急』から香港を、『電車男』から秋葉原を、「よさこい祭り」から高知を見るといった手法はとっつきやすく、勉強になりました。

(3)は葬送文化の研究書。原則、火葬後骨を全部集めてお持ち帰りする東日本と地域にもよるが一部の骨を収めた小さな骨壺(こつつぼ)のみをお持ち帰りする西日本。じゃあその境目は? ということで能登半島の付け根から渥美半島の先端までの境界地域を調査。労作です。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 10ページ

【柄谷行人 書評委員お薦め「今年の3点」】

獄中記
獄中記佐藤 優

岩波書店 2006-12
売り上げランキング : 1294

おすすめ平均 star
star塀の中が具体的に伝わりました
star私にとっては啓蒙書
starウラ『国家の罠』

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廣松渉-近代の超克
廣松渉-近代の超克小林 敏明

講談社 2007-06-21
売り上げランキング : 4015

おすすめ平均 star
star廣松渉を知っている方にも知らない方にも
star素晴らしいです

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抵抗の場へ―あらゆる境界を越えるためにマサオ・ミヨシ自らを語る
抵抗の場へ―あらゆる境界を越えるためにマサオ・ミヨシ自らを語るマサオ・ミヨシ 吉本 光宏

洛北出版 2007-04
売り上げランキング : 32523


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近年は実用書や入門書のようなもの以外に本が読まれなくなったが、一方で、少数ながら、本を読む人たちはむしろ、ポストモダニズム以前のオーソドックスな書物に向かう傾向がある。それは歓迎すべきことである。たとえば、(1)は、この年代の著者にしては、言及されている本が古くかつ重厚である。今の読者の水準に迎合するところがまったくない。にもかかわらず、佐藤氏の本がよく読まれていることには驚かざるをえない。

(2)は、その佐藤氏も「獄中」で読んだ廣松渉に関する論考であるが、新鮮な批評性があった。(3)は痛快な談話である。ここには、戦後日本にあった初心が、グローバルな次元において貫徹されている。同様の迫力を、いいだもも氏の『恐慌論』(論創社)や、湯浅赳男氏の『「東洋的専制主義」論の今日性』(新評論)からも感じた。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 10ページ

【重松清 書評委員お薦め「今年の3点」】

神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く
神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く石井 光太

新潮社 2007-09
売り上げランキング : 3797

おすすめ平均 star
starイスラムを理解できるファンタジー
star日本人を象徴して
star初版本は奥に『深夜特急』のPRが載ってたりするし

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蟻の兵隊―日本兵2600人山西省残留の真相
蟻の兵隊―日本兵2600人山西省残留の真相池谷 薫

新潮社 2007-07
売り上げランキング : 9938

おすすめ平均 star
star残された兵士
star兵はどのように切り捨てられるか

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滝山コミューン一九七四
滝山コミューン一九七四原 武史

講談社 2007-05-19
売り上げランキング : 368

おすすめ平均 star
star歴史家が「私」を描くこと
starほぼ事実どおり
star後半の盛り上がりに欠ける

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宗教、国家、そして学校……「全体」と呼べばいいか、僕の好む言い方をするなら「みんな」と対峙(たいじ)する「個」の姿を描いたノンフィクションを3点。

(1)は厳しい戒律を持つイスラム世界の性についてのルポルタージュ。(2)は、太平洋戦争終結後も中国・山西省に取り残されて戦闘をつづけた日本兵がなぜ逃亡兵の汚名を着せられたかを探る。「個」=「孤」の闘いからたくましさやしたたかさを受け止める(1)、悲痛な叫びを聞き取る(2)、ともに書き手自身の「個」の誠実さにも胸を打たれた。

一方、学校の「みんな」の圧力は宗教や国家に比するといかにも弱そうに見える。しかし、ほんとうに「個」を追い詰めるのは、笑顔を伴うやわらかい圧力ではないか、と(3)から教えられた。舞台は1974年の小学校だが、いまの子どもたちの世界にもきっと通じるものはあるはずだ。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 10ページ

【鴻巣友季子 書評委員お薦め「今年の3点」】

円朝芝居噺 夫婦幽霊
円朝芝居噺 夫婦幽霊辻原 登 菊地 信義

講談社 2007-03-21
売り上げランキング : 7476

おすすめ平均 star
star湘南ダディは読みました。
star円朝作としては、物足りない・・・。
star非常に上手い構成の洒落た作品

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わたしたちに許された特別な時間の終わり
わたしたちに許された特別な時間の終わり岡田 利規

新潮社 2007-02-24
売り上げランキング : 51697

おすすめ平均 star
starよく似た誰かはたくさんいるけれど。
star思考を文章化するテクニックが好き
star「小説」ではない小説

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白暗淵 しろわだ
白暗淵 しろわだ古井 由吉

講談社 2007-12-07
売り上げランキング : 1668

おすすめ平均 star
star見る言葉

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(1)近代日本文学なるものの出発点からの道のりをこれほど華麗に痛快に奥深く「翻訳」した現代日本文学があるだろうか。小説論を擁した小説ながら、メタフィクションなんていう語が裸足で逃げだすほどの面白さ! セオリーを語らず、ロマンスを語る。

本書を読まずに年を越してはいけません。

(2)同名戯曲の小説版。芝居のほうは、字幕付きの海外公演を重ねて好評だという。どんなに「狭い」世界のことを書いても、他言語の壁を突破できる言葉のしたたかさがこの小説にもある。一見ゆるいネットのお喋(しゃべ)りのような言葉を連ねながら、それとは対極にある強度と完成度。

(3)この境を越えていいのかという戦(おのの)きをつねに感じながら、先の暗淵へと曳(ひ)かれていってしまう。ポルトガルのノーベル賞作家サラマーゴの『白の闇』を想(おも)いつつ読んでいる。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 10ページ

【北田暁大 書評委員お薦め「今年の3点」】

排除型社会―後期近代における犯罪・雇用・差異
排除型社会―後期近代における犯罪・雇用・差異ジョック・ヤング 青木 秀男

洛北出版 2007-03
売り上げランキング : 9847

おすすめ平均 star
star社会構造論からの犯罪学へのアプローチ
star世界でなにが起きているの?
star私たちはこれから何を考えるべきか

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滝山コミューン一九七四
滝山コミューン一九七四原 武史

講談社 2007-05-19
売り上げランキング : 368

おすすめ平均 star
star歴史家が「私」を描くこと
starほぼ事実どおり
star後半の盛り上がりに欠ける

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食品、安全、年金……まさしく「不安」に取り囲まれた一年であった。(1)は安全に対する不安・恐怖の広がりがどのようにして形成され、またどのような社会を生み出しつつあるのか、に迫った論考。「恐怖を取り除くのではなく、恐怖を積極的に受け入れるという姿勢で臨まざるをえなくなった」私たち(後期近代に生きる人々)が置かれた状況が冷静に分析されている。

(2)は歴史学者原武史による回想録的な色彩を持つ「70年代論」。自身の小学生時代を振り返りながら、戦後民主教育の功罪を、歴史家ならではの繊細な手つきでもって描き出していく。

(3)は「紙芝居」の民俗学的意味を、その歴史を遡行(そこう)することによって明らかにする。メディア史と精神分析的メディア論、美学的権力論の成果を踏まえつつ、民俗学的想像力の可能性を突き詰めた魅力溢(あふ)れる論考である。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 10ページ

【小林良彰 書評委員お薦め「今年の3点」】

変容する日本の社会と投票行動 (シリーズ21世紀初頭日本人の選挙行動)
変容する日本の社会と投票行動 (シリーズ21世紀初頭日本人の選挙行動)平野 浩

木鐸社 2007-05
売り上げランキング : 104858


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福祉ガバナンス宣言―市場と国家を超えて
福祉ガバナンス宣言―市場と国家を超えて岡沢 憲芙 連合総合生活開発研究所

日本経済評論社 2007-11
売り上げランキング : 16937


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高宗・閔妃―然らば致し方なし (ミネルヴァ日本評伝選)
高宗・閔妃―然らば致し方なし (ミネルヴァ日本評伝選)木村 幹

ミネルヴァ書房 2007-12
売り上げランキング : 73409

おすすめ平均 star
star英雄ならざる重要人物の歴史

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政治学関係のベスト3(順不同)を紹介したい。

(1)は、有権者の投票行動の分析を通して、日本政治の実態を解明した本。特に、90年代の選挙制度改革の結果、政党組織や争点の全国化が進んだ反面で、利益政治の構造が変わっていないことを全国調査データの分析で明らかにしている。

(2)は、格差拡大やワーキングプアが論じられる中で、旧来の国家主体の福祉から脱却した新しい福祉ガバナンスを目指す壮大な構想を示している。事後的救済措置より事前的能力形成支援、受動的所得再分配より能動的参加保障への転換など、具体策に富む内容。

(3)は、19世紀後半の朝鮮王位にいた高宗(コジョン)と妻、閔妃(ミンピ)に注目して当時の朝鮮史を描いたもの。才気に溢(あふ)れていたり高邁(こうまい)な理想を持ったりするわけでもなく、権力の保持に固執した2人に注目した点で、独自性を放つ好書。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 10ページ

【香山リカ 書評委員お薦め「今年の3点」】

生きさせろ! 難民化する若者たち
生きさせろ! 難民化する若者たち雨宮 処凛

太田出版 2007-03
売り上げランキング : 2543

おすすめ平均 star
star宗教のようです
star環境によって
starmacoさんに同感

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ヒバクシャの心の傷を追って
ヒバクシャの心の傷を追って中沢 正夫

岩波書店 2007-07
売り上げランキング : 71248


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幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)
幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)クラーク 池田 真紀子

光文社 2007-11-08
売り上げランキング : 1360

おすすめ平均 star
star新たな第一部が読めるのはこれだけ

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ニートになるのは自己責任、と言われがちだが、実はその裏に構造改革による雇用の流動化と、それに基づく「労働者使い捨て」の過酷な実態があることを(1)は丹念な取材を通して浮き彫りにした。著者はこれで新境地を開き、その後の活躍も目覚ましい。

(2)は、これまであまり顧みられなかった原爆被害者の「心の傷」の問題の深刻さと、他の心的外傷後ストレス障害(PTSD)と異なる特殊性について、精神科医である著者が長年の研究の末、まとめた力作だ。(3)はあまりに名高いSFの古典だが、冷戦終結を受けて書き直された新章が加えられて再登場。巽孝之氏による解説も読み応えがある。

(1)、(2)、(3)ともいろいろな意味で「強者に支配される弱者」の側に寄り添い、その姿を描こうとしている作品と言える。来年は、弱き当事者たちが声を上げられる年になることを祈りたい。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 10ページ

【酒井啓子 書評委員お薦め「今年の3点」】

イラク占領―戦争と抵抗
イラク占領―戦争と抵抗パトリック・コバーン 大沼 安史

緑風出版 2007-04
売り上げランキング : 26156

おすすめ平均 star
starイラクの現状がよくわかる

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テロル(ハヤカワepiブック・プラネット) (ハヤカワepi ブック・プラネット)
テロル(ハヤカワepiブック・プラネット) (ハヤカワepi ブック・プラネット)ヤスミナ・カドラ 藤本 優子

早川書房 2007-03-23
売り上げランキング : 19644

おすすめ平均 star
star思想的な視点と人間的な視点
star喪失と再生
star骨のある小説

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ナショナリズムの由来
ナショナリズムの由来大澤 真幸

講談社 2007-06-29
売り上げランキング : 6463

おすすめ平均 star
starナショナリズムの行方:地域なき地域性
star弱点が目立ってくる大著
star現代の変容するナショナリズムを歴史的な射程から見つめると

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今年は中東本がイラン、イラクに集中した。前者は在外イラン人の筆になるものを含め、欧米社会のイラン核開発批判という世相を反映したものが多い。一方イラク関係は、イラク戦争の失敗を描いた良書が続いた。なかでも(1)は、(固有名詞の訳に難があるが)最高のジャーナリストによるビビッドな戦後ルポ。

中東やイスラームに関する翻訳小説が増えたのも、うれしい限りだ。パレスチナやアフガニスタンを舞台にしたものが多いが、なかでも(2)は、自爆を扱った考えさせられる小説。非欧米作家の翻訳出版が、ブームに終わらないでほしい。アラビア語など原語からの翻訳が進めば、もっと多様な小説が発掘できるはずだ。

(3)は、待ってました、という感じの、大澤節の集大成。普遍主義と特殊主義の同時進行というナショナリズムの現代性が、見事に解明される。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 10ページ

【唐沢俊一 書評委員お薦め「今年の3点」】

「殺陣」という文化―チャンバラ時代劇映画を探る (中部大学学術叢書)
「殺陣」という文化―チャンバラ時代劇映画を探る (中部大学学術叢書)小川 順子

世界思想社教学社 2007-04
売り上げランキング : 77128

おすすめ平均 star
star内田の映画論もひどいものだ
star思考力、分析力、方法論的センス、粘り強いリサーチ、すべてにおいてダメ

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世界一楽しい タクトのクラシック音楽館 (じっぴコンパクト)
世界一楽しい タクトのクラシック音楽館 (じっぴコンパクト)好田タクト

実業之日本社 2007-10-30
売り上げランキング : 26337

おすすめ平均 star
star穴田氏絶賛!
starこの本のおかげで通勤時間が楽しくなりました!
star関西弁とクラッシックと

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武部本一郎少年SF挿絵原画集 上 (1)
武部本一郎少年SF挿絵原画集 上 (1)武部 本一郎 大橋 博之

ラピュータ 2007-06
売り上げランキング : 47747


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武部本一郎少年SF挿絵原画集 下 (3)
武部本一郎少年SF挿絵原画集 下 (3)武部 本一郎 大橋 博之

ラピュータ 2007-06
売り上げランキング : 50417


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今年最も残念だったのは諸般の事情で(1)を取り上げられなかったこと。著者の熱意とチャンバラ映画への愛情、また黒澤明が従来の東映時代劇等の華やかだが非現実的な殺陣(たて)を排し、「用心棒」でリアルな殺陣を取り入れた、といった通説への大胆な反駁(はんばく)など、力作にして目からウロコの落ちる痛快な一冊だった。専門的な研究書だが一般の読者も読んで退屈しない。

また、軽めの新書ではあったが、(2)は、クラシックの紹介にボブ・サップを持ってくる、といった工夫と語り口が新鮮でかつ的確。お笑い芸人にしてクラシックマニアという著者の面目躍如な好著。来年はこの人のブレイクの年かも。

あと、趣味を全開にして推薦したいのが(3)。昭和30年代~40年代生まれなら、前年12月刊行の柳柊二『怪奇画帖(がちょう)』と共に、涙なしでは見られない、郷愁をさそう画集である。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 10ページ

【高原明生 書評委員お薦め「今年の3点」】

東アジア国際政治史
東アジア国際政治史川島 真 服部 龍二

名古屋大学出版会 2007-06
売り上げランキング : 79226


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平和とコミュニティ―平和研究のフロンティア
宮島 喬 (編さん), 五十嵐 暁郎 (編さん)

株式会社ロシア―渾沌から甦るビジネスシステム
株式会社ロシア―渾沌から甦るビジネスシステム栢 俊彦

日本経済新聞出版社 2007-10
売り上げランキング : 10254

おすすめ平均 star
star中立かつ現地での生の姿が描かれた良書
star( =ω=.)<ロシアの日常 その2

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学者の論文集は新聞で書評しにくいが、あえて大事な問題について2冊を。

(1)は冊封・朝貢関係を基本とする前近代の秩序から、グローバル化する今日までの東アジアの近現代国際政治史。本文執筆者は全員が30代か40代。個別事項に関する豊富なコラムに参考文献、そして便利な年表がついている。

(2)は、価値や認識を共有するコミュニティーの形成こそ、持続的な平和を実現するカギではないかと考える。問題は国家レベルに留(とど)まらない。マイノリティーの不満の爆発も、彼らを包含したコミュニティーの不在に重要な原因があろう。

中東や朝鮮半島、中国なども大事だが、ロシアを忘れてはならない。(3)によれば、05年までにロシアの経済路線は欧米模倣からロシア的市場経済化の模索へと転換した。非欧米社会の生の声を聞くと、世界の未来はやはり相当に複雑だ。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 11ページ

【久田恵 書評委員お薦め「今年の3点」】

あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅
あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅城戸 久枝

情報センター出版局 2007-08-21
売り上げランキング : 644

おすすめ平均 star
star2007年のベストワン
star第3世代によって語り継がれた「満州」
star感動の嵐に目蓋が重く・・・

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道元禅師 上 (1)
道元禅師 上 (1)立松 和平

東京書籍 2007-07
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道元禅師 下
道元禅師 下立松 和平

東京書籍 2007-07
売り上げランキング : 4942


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たんば色の覚書 私たちの日常
たんば色の覚書 私たちの日常辺見 庸

毎日新聞社 2007-10-31
売り上げランキング : 4486

おすすめ平均 star
star涙色
star私たちの「日常」を静かに告発
star我、バートルビー

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(1)は、1970年に帰国を果たした「中国残留孤児」の娘である著者が「父の運命の物語」を渾身(こんしん)の力で書き下ろしたノンフィクション。父の人生は、そのまま自分につながる物語であるとの思いに突き動かされ、長きにわたって取材を深めていく若い著者の真摯(しんし)さがまっすぐに伝わってくる。

(2)は、日本仏教の革命者と言われる道元の評伝。9年かけた大著だが、流麗な文章に引き込まれて、一気に読了できる。難解な道元の思想がその求道的な生涯の中で描かれていて、読了後、静謐(せいひつ)な思いにひたされる。

(3)は、厳しい著作である。他者の痛みへの想像力を失った私たちへの警鐘。「日常とは痛みの掩蔽(えんぺい)の上に流れる滑らかな時間のことである」と、言い切る著者の言葉に叱咤(しった)される。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 11ページ

【高橋伸彰 書評委員お薦め「今年の3点」】

ピグーの思想と経済学―ケンブリッジの知的展開のなかで
ピグーの思想と経済学―ケンブリッジの知的展開のなかで本郷 亮

名古屋大学出版会 2007-11
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福祉国家の可能性
福祉国家の可能性岡本 英男

東京大学出版会 2007-03
売り上げランキング : 26152


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福祉の経済思想家たち
福祉の経済思想家たち小峯 敦

ナカニシヤ出版 2007-04
売り上げランキング : 8062


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ピグーは「30歳の若さでケンブリッジ大学経済学教授に選ばれ」た。ケインズ革命の陰に隠れ、存在感は薄いがマーシャルの正統な後継者である。主著『厚生経済学』は倫理的側面から貧困に取り組んだ浩瀚(こうかん)な体系書だ。

(1)は類書の少ないピグー思想の研究書でありケインズとの知的対立をめぐっても、あえてピグー側に立ち通説とは異なる2人の論争の背景を解明する。ピグーが唱えた厚生(福祉)の実践には国家の役割が不可欠だ。しかし、80年代以降、新自由主義が台頭する中で福祉国家は危機に陥っている。

(2)はトレードオフの関係にあると見られてきた「福祉国家と市民社会」が「相互補完的な関係にあることを明らかに」し、その可能性を広げる改革の必要性を説く。

(3)は経済思想史の若手研究者が共同して福祉思想の歴史を解説した啓蒙(けいもう)書である。入門書として薦めたい。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 11ページ

【巽孝之 書評委員お薦め「今年の3点」】

大失敗 (スタニスワフ・レムコレクシヨン)
大失敗 (スタニスワフ・レムコレクシヨン)スタニスワフ・レム 久山 宏一

国書刊行会 2007-01
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おすすめ平均 star
star読みやすくはないけれど

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Euphoric陶酔―野波浩写真集 (〓.T.Insolite―ディプティック)
Euphoric陶酔―野波浩写真集 (〓.T.Insolite―ディプティック)野波 浩

エディシオン・トレヴィル 2007-07
売り上げランキング : 84521

おすすめ平均 star
starこの世ならぬ次元から妖しくも美しい異形たちの降臨!

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ギターを抱いた渡り鳥―チカーノ詩礼賛
ギターを抱いた渡り鳥―チカーノ詩礼賛越川 芳明

思潮社 2007-10
売り上げランキング : 24020

おすすめ平均 star
star簡単には伝えられないこと
star実学としての文学研究誕生
star作者に会ってみたいかも。

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(1)は昨年急逝したポーランド作家レム後期の傑作。代表作『ソラリス』などで未知の知性体との遭遇の可能性と不可能性を探り続けた彼は、1987年刊行の本作でも英米SFへの批判精神を失わず、より深く、より批判的で、よりしたたかな思索宇宙を紡ぎ出す。

(2)はピエール・モリニエから天野可淡まで超現実的かつ耽美(たんび)的な前衛芸術家たちを紹介してきた版元が贈る、華麗で官能的な銀塩写真集。これらのゴージャスな構図がデジタル技術なしで達成されたとは、到底信じられない。

(3)はアメリカ・ポストモダン文学研究から出発した著者が、16世紀初頭以来のメキシコ系アメリカ人(チカーノ)の文化に、ユダヤ人にも似た民族離散の運命を見いだし、周縁の視座から南北アメリカ研究にもつながる壮大な越境の戦略を構築する、圧倒的フィールドワークの成果。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 11ページ

【山下範久 書評委員お薦め「今年の3点」】

パリスの審判 カリフォルニア・ワインVSフランス・ワイン
パリスの審判 カリフォルニア・ワインVSフランス・ワインジョージ・M・テイバー 葉山 考太郎 山本 侑貴子

日経BP社 2007-04-26
売り上げランキング : 11167

おすすめ平均 star
starどうなんだろう?
star読み応えあり

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ワインの帝王ロバート・パーカー
ワインの帝王ロバート・パーカーエリン マッコイ Elin McCoy 立花 峰夫

白水社 2006-11
売り上げランキング : 24904

おすすめ平均 star
star現代米国の哲学と精神を体現した人物
starパーカーに点数をつけると

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ワインの個性
ワインの個性堀 賢一

ソフトバンク クリエイティブ 2007-02-10
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おすすめ平均 star
starこういう本が読みたかった
starワインは生き物であることが感じられる生きた本
starワインは人間、葡萄栽培は子育て

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(1)はカリフォルニアワインがフランスワインに勝利した伝説の試飲会のノンフィクション。本書を底本に映画化の話が進んでいます。くわえて、これとは別バージョンで、同テーマの映画企画も持ち上がっているらしく、話題騒然。

(2)は百点満点方式の「民主的」なワイン格付けでワインの世界に一大画期をもたらしたパーカーの評伝。これに対して、元部下が、パーカーと業界の癒着を告発する暴露本を出版し、こちらも賑(にぎ)やか。

紙面では紹介できなかった佳作を一つ。(3)は日本では数少ない本格的なワインジャーナリストによる評論集。抑制を保ちつつも力強く、それでいて読みやすい文章に脱帽。前著『ワインの自由』と併せ、正統派のワイン入門書としてお薦め。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 11ページ

【野口武彦 書評委員お薦め「今年の3点」】

サムライとヤクザ―「男」の来た道 (ちくま新書 681)
サムライとヤクザ―「男」の来た道 (ちくま新書 681)氏家 幹人

筑摩書房 2007-09
売り上げランキング : 4711

おすすめ平均 star
star「サムライ」「ヤクザ」も結局は「組織」の問題から逃れられない
star誤解を招く低劣な本
star奇妙な本

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勘定奉行荻原重秀の生涯―新井白石が嫉妬した天才経済官僚
勘定奉行荻原重秀の生涯―新井白石が嫉妬した天才経済官僚村井 淳志

集英社 2007-03
売り上げランキング : 15408

おすすめ平均 star
starどうして今までなかったのか
starたとえ瓦礫であっても行うべし
star歴史に新しい光を当てた秀作

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カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)
カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)ドストエフスキー 亀山 郁夫

光文社 2007-02-08
売り上げランキング : 159

おすすめ平均 star
starミーチャ
star読んでいると知らない間に随分進んでしまう
star4巻が待ち遠しい。

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(1)武士道とエロスが切り結ぶ「男道」の生態例を妖(あや)しく描く。珍しい史料を発掘し、目のウロコが何枚あっても足りない。江戸時代三百年のうちに武士と駕籠舁(かごか)きは肉体的な力関係が逆転していた。政治家がなぜヤクザに弱いかの心理的古層が鮮やかに示される。

(2)うっかりいい本を見落としていた。元禄貨幣改鋳の悪役として扱われてきた重秀の《名誉回復》を試みる力作である。断片的な史料を博捜して復原する史料調査が行き届いている。重秀は政敵の新井白石にいじめ殺されたと主張する結末がパセティックだ。

(3)初めて読んだのが高校生の時だったから、五十三年ぶりの再読。いちばん親愛感を覚える作中人物が好色な道化役の父フョードルになっているのに驚く。新訳の語感がこの古典の現代性を生き返らせる。「暴走老人」化している年齢にも面白く読めよう。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 11ページ

【橋爪紳也 書評委員お薦め「今年の2点」】

新聞記者 疋田桂一郎とその仕事 (朝日選書 833)
新聞記者 疋田桂一郎とその仕事 (朝日選書 833)柴田 鉄治/外岡 秀俊

朝日新聞社 2007-11-09
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創造の狂気 ウォルト・ディズニー
創造の狂気 ウォルト・ディズニーニール・ガブラー 中谷和男

ダイヤモンド社 2007-07-27
売り上げランキング : 5714

おすすめ平均 star
starエンターティナーとはこんなもの
star新たな発見がある。
star時系列でわかりやすいディズニー史

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(1)は、権力に抗(あらが)う姿勢を崩さなかった、戦後日本を代表する名記者の文章からの選集。内外の現場を踏んだルポルタージュ、新聞やジャーナリズムの役割への鋭い提言を収める。名文とはかくあるべき、と学んだ。

(2)は、「世界で最も著名な米国人」の苦悩を描く優れた伝記。保守主義と自由主義、創造力と企業経営、尖端(せんたん)技術と芸術表現など、相反する価値の調和をとることに常に意を尽くしたウォルトを「秩序の長」だとみる結論は見事。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 11ページ

【渡辺政隆 書評委員お薦め「今年の3点」】

哲学者たり、理学者たり―物理学者のいた街
哲学者たり、理学者たり―物理学者のいた街太田 浩一

東京大学出版会 2007-10
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ケンブリッジの卵―回る卵はなぜ立ち上がりジャンプするのか
ケンブリッジの卵―回る卵はなぜ立ち上がりジャンプするのか下村 裕

慶応義塾大学出版会 2007-07
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おすすめ平均 star
star物理学の現場に思わず引き込まれる

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天文学者はロマンティストか?―知られざるその仕事と素顔 (生活人新書 236)
天文学者はロマンティストか?―知られざるその仕事と素顔 (生活人新書 236)縣 秀彦

日本放送出版協会 2007-11
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ハンサムな「天才科学者」が活躍するドラマが人気だが、ある世論調査によれば、科学者を身近な存在とは感じない、特に話を聞く必要も感じないという人が多数を占めている。それも悲しいので、今年の3点は、科学者の素顔を垣間見られる3冊をあげる。

(1)は歴史上の物理学者の事跡を訪ねる紀行文。生家から終焉(しゅうえん)の地、墓石まで追跡する著者の執念が、疾走する簡潔な文体でペダンチックに綴(つづ)られる。

(2)は、ゆで卵を回転させると立ち上がるばかりかジャンプまですることを物理学的に解析して実証し、論文にまとめ上げた経緯を詳しく語っている。

(3)は、天文学は「みんなの科学」であることを真摯(しんし)に語る。高校時代、好きだった女の子からもらった別れのプレゼントが「天文学者になればよかった」という歌のレコードだったという逸話がほろ苦い。

■2007/12/23, 朝日新聞 朝刊, 11ページ

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