日経流通新聞MJ連載の書評を紹介します。

メイン > 日経流通新聞MJ『身につく読書』 2007年7月6日~9月28日

佐藤可士和の超整理術
佐藤可士和の超整理術佐藤 可士和

日本経済新聞出版社 2007-09-15
売り上げランキング : 18

おすすめ平均 star
starひとことレビュー
star整理することで創作を生む!
star王道だが凡庸

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手がけるものすべてが話題になると、今もっとも注目されているアートディレクター、佐藤可士和氏。次から次へとわき出るアイデアの源泉は、実は「整理術」にあるといい、独自の視点や手法を初めて公開した。

アートディレクターは製品開発者の意を受けて、商品のデザインや広告宣伝をより消費者に伝わるものにしたいと考える。だが、肩に力が入り、あれこれこねくりまわしていくうちに現実から浮いてしまい、空回りに終わってしまう場合が少なくないという。

佐藤氏自身もかつて失敗を繰り返したことがあった。こうした中で会得したのが「新たな価値を与えようなどと力んではダメ。アイデアは相手の中に必ずあるもの。対話を通じて対象を整理して見つけ出せばいい」との考え方だ。もちろん、そのためには身の回りの空間整理、情報の整理、そして思考の整理とステップを追いながら整理の感覚と精度を磨いていく不断の努力が欠かせない。

「車のCM=自動車が走る風景」。こんな常識を崩したホンダのステップワゴンのCMからユニクロのビジネスモデルのデザインまで、ここ数年の仕事を通しながら、提唱する整理術の習得方法やどう生かしているかを具体的に紹介している。幅広いビジネスパーソンに役立つ内容となっている。

■2007/09/28, 日経流通新聞MJ, 22ページ

スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学
スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学吉本 佳生

ダイヤモンド社 2007-09-14
売り上げランキング : 31

おすすめ平均 star
star経済学はこう使え

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「どうして映画のDVDはだんだん値段が下がるのか?」「携帯電話の料金が複雑な理由は?」――モノやサービスの値段の仕組みをやさしく解き明かす。

■2007/09/28, 日経流通新聞MJ, 22ページ

京都花街の経営学
京都花街の経営学西尾 久美子

東洋経済新報社 2007-09
売り上げランキング : 352

おすすめ平均 star
star今に生きるダイナミズム
star京都へ行く楽しみが増えました

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なぜ京都の花街は人々の心を引きつけ続けるのか。サービス・プロフェッショナルとしての舞妓・芸妓たちの実像を、実地調査に基づいた経営学的視点から明らかにする。

■2007/09/28, 日経流通新聞MJ, 22ページ

ジョルジオ アルマーニ 帝王の美学
ジョルジオ アルマーニ 帝王の美学レナータ モルホ 目時 能理子/関口 英子

日本経済新聞社出版局 2007-07-21
売り上げランキング : 2302


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独立系ファンションブランドの代表格、イタリアのアルマーニ。創業者で現役トップのジョルジオ・アルマーニ氏の半生を描いた初の本格的な評伝が本書だ。青年期、バカンス中、スターとのツーショットなど「秘蔵写真」220点も収録。アルマーニファンには必携の1冊だろう。

ただしファン以外でも、ファッション業界を含め創造性がカギを握る業界で働く人にとっては、「ビジネス戦記」として得るものが多い。「強烈な個性」と「ビジネス」がなぜ両立できたのか。ライセンス品も出し、店舗数を増やしながらブランドイメージを高めるにはどんな手法を採ったのか。

実はジョルジオにはセルジオ・ガレオッティという公私両面でのパートナーがいた。ある関係者は「現在のアルマーニ社の成功は、セルジオが考案した流通・マーケティング戦略の成果」だと証言する。そのセルジオが不治の病でわずか40年の生涯を閉じる。このときジョルジオはクリエーターであると同時に敏腕経営者としての顔も併せ持つ覚悟を決めたと本書は記す。

他の有名デザイナーのように「あらゆることにコメントする」形でメディアに露出し名を売ったりしない。そんな独自のスタイルも面白い。ソフト力が求められる今の日本でこそ読まれるべき本。

■2007/09/21, 日経流通新聞MJ, 18ページ

ビーサン屋げんべい物語―葉山の片隅から世界を狙うオンリーワン商店
中島 広行 (著), 広田 行正 (写真)

神奈川県葉山町の小さなビーチサンダル専門店、げんべい商店。ホンダなど大手企業と共同で商品を出し、海外にも進出し、売上高を10年で10倍に伸ばした。その軌跡を5代目の婿店主が語る。

■2007/09/21, 日経流通新聞MJ, 18ページ

チョコレートの真実
チョコレートの真実キャロル・オフ 北村陽子

英治出版 2007-08-27
売り上げランキング : 33074

おすすめ平均 star
star目からうろこです。

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アフリカのカカオ農園、先進国の食品産業、国際政治。チョコという商品の裏面を描くルポであると同時に、次世代チョコのマーケティングのヒントとなる本。

■2007/09/21, 日経流通新聞MJ, 18ページ

なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか?
なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか?清水 勝彦

東洋経済新報社 2007-08
売り上げランキング : 1828

おすすめ平均 star
star論旨はごく当たり前のこと・・・
star現実的な視点からの戦略本
star本来あるべき戦略を教えてくれている

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本来単純であるはずの経営「戦略」について、さまざまな手の込んだアイデアが考案され、宣伝されている。しかし情報の格差は縮小し、戦略ツール自体が一般化、大衆化している。これを「戦略のコモディティ化」であると著者は指摘する。

コモディティー化された戦略の需要者である経営者にしたところで何が「正しい」戦略であるかはますます不透明になるばかり。不確かな市場の未来を予測しコントロールするのではなく、自らコントロールできる内から、「自分たちは何をしたいのか」「自分たちに何ができるか」を出発点にし、「やってみる」ことこそが、「戦略のコモディティ化」から脱却する出発点になる、というのが著者の強い思いである。

「すごいイノベーション」はなく、「実験結果・実行には必ず抵抗がある」が、「やってみなければわからない」のだ。個人の「こだわり」「コミットメント」を評価し、複数の個人とそのこだわりのアイデアを組織として「やってみる」場を与える。後半では組織が果たす役割として、「新しいアイデアを育む土壌づくり」「実験をする土壌づくり」「実行をする土壌づくり」の3つの土壌づくりが具体的に提起される

■2007/09/14, 日経流通新聞MJ, 18ページ

のぞいてみよう流通の世界
のぞいてみよう流通の世界流通科学研究会

千倉書房 2007-07
売り上げランキング : 322829


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入門書だからこそ、この世界のワクワク感が満載の本。だからそんな感覚を忘れかけている人にこそぜひおすすめ。ビジュアルも満載な「流通世界の旅本」である。

■2007/09/14, 日経流通新聞MJ, 18ページ

エンタメの法則
エンタメの法則しんどう こうすけ

インデックス・コミュニケーションズ 2007-09
売り上げランキング : 15227


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面白いことをビジネスにかえる公式集と銘打たれたこの本。エイベックス所属のクリエーターによる企画者向けのクリエーティブ読本。

■2007/09/14, 日経流通新聞MJ, 18ページ

プロがこっそり教える完全「クレーム対応」の技術
プロがこっそり教える完全「クレーム対応」の技術山崎 一

すばる舎リンケージ 2007-07
売り上げランキング : 54707

おすすめ平均 star
star営業職の人には非常に参考になる1冊
star面白さと実用性とがある本

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「クレームは宝の山」だとよく言われる。しかし、クレームを受ける当事者の立場に立ってみると、なかなかそうは感じないものだろう。不満や怒りをぶつけてくる顧客に冷静に対応し、解決に導くのは難しい。本書は、クレームにいかに対処すればいいのか、その心構えや技術をていねいかつ具体的に解説した。

クレームの初期対応は、まず話を「聴く」ことが基本だという。ただ単に「聞く」のではなく、相手の立場にたって耳を傾けて「聴く」ことが重要だ。相手の言葉を復唱することによって何がクレームの内容なのか、事実関係を確認しながら話を進めていく。相手の感情をやんわりと受け止めるために、「お手数ですが」「恐れ入りますが」といった“クッション言葉”も有効という。

最近はメールでのクレームも多い。この場合は、すべてメールで答えるのではなく、できれば電話や対面での話し合いに持っていくことが重要だという。文字だけではお互いの感情が伝わらず、行き違いが生じやすいためだ。こうした場合の具体的なメールの文案も掲載した。

クレーム対応がしっかりしていれば、逆に顧客が満足してファンになってくれるケースも多いという。実践的な内容なので、現場の第一線に立つ人に勧めたい。

■2007/09/07, 日経流通新聞MJ, 18ページ

経営知能―リーダーは育てるより、探し出せ!
経営知能―リーダーは育てるより、探し出せ!ジャスティン・メンクス 高遠 裕子

光文社 2007-08
売り上げランキング : 18953


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状況を的確に判断し、会社を成功に導く。企業のリーダーに不可欠な能力「経営知能」は測定し評価し、その持ち主を発見できるとした、新たなリーダー論。

■2007/09/07, 日経流通新聞MJ, 18ページ

世界の都心商業
世界の都心商業三井不動産S&E総合研究所

新風舎 2004-07
売り上げランキング : 195627

おすすめ平均 star
star今後の海外での意識について

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北米のファッションストリート』三井不動産S&E総合研究所編著 北米20都市の先進ファッションストリートを現地取材。都市開発・都市再生の現状を豊富な写真とともに克明にリポート。

■2007/09/07, 日経流通新聞MJ, 18ページ

繁盛道場―愛されるお店をつくる二十二の法則
繁盛道場―愛されるお店をつくる二十二の法則中島 武

日本経済新聞出版社 2007-08
売り上げランキング : 761


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「紅虎餃子房」や「万豚記」などの繁盛店を次々と世の中に送り出してきた際コーポレーション。創業社長の中島武氏が、自らの体験に基づいた“成功の法則”を22カ条にまとめた。

中島氏が外食業界に飛び込んだのは42歳の時。ファイナンスと不動産を柱とした会社を設立したものの、バブル崩壊で莫大な負債を抱え、新事業を興す必要に迫られ飲食業を選んだ。後のない再出発の道を這い上がってきただけにアドバイスも具体的だ。

飲食店と一口でいっても、一軒の焼き鳥屋なのかチェーンストアなのか、さらにグレードの高い店なのかで、やることは全く違う。個店で、すぐに集客したい場合には、何の店で何を売り物にしているのかはっきりさせることが大切。特に来店者の30%以上が注文するへそになる商品が不可欠と説く。サービスに関しては「サービスのいい店と、居心地のいい店とは違う。サービスのいい店にはある種のよそよそしさがあることを忘れてはならない」と語る。

「お客が思わず興味を持って立ち寄ってくれるような雰囲気のあるお店をつくるには、マーケティング理論などの枠組みを超え、オーナーの志や趣味を強烈に打ち出す必要がある」が中島氏の主張。飲食業はもとより、幅広い層のビジネスパーソンに役立つ一冊。

■2007/08/31, 日経流通新聞MJ, 22ページ

団塊マーケティング (電通選書)
団塊マーケティング (電通選書)電通シニアプロジェクト

電通 2007-07-30
売り上げランキング : 20220


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大量定年がはじまり本格始動しつつある団塊世代マーケット。波及経済効果15兆円ともいわれる「元気なシニアたち」の実像を、豊富な事例とデータを交え明らかにする。

■2007/08/31, 日経流通新聞MJ, 22ページ

ルイ・ヴィトンの法則―最強のブランド戦略
ルイ・ヴィトンの法則―最強のブランド戦略長沢 伸也

東洋経済新報社 2007-08
売り上げランキング : 1757


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巨大高級ブランドはいかにして築き上げられるのか。代表的ブランド「ルイ・ヴィトン」の戦略を体系的に分析し、ブランドマーケティングの法則を抽出する。

■2007/08/31, 日経流通新聞MJ, 22ページ

売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門
売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門山本 直人

新潮社 2007-06
売り上げランキング : 2065

おすすめ平均 star
star中身がない……
star良いネタが揃ってますよ
star知ってたつもり、が…

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著者は博報堂で広告制作などに携わってきた。そのためか、副題に「最新マーケティング入門」とありながら、扱う範囲は広告・宣伝、ブランド論など一部の領域にとどまっている。現在、マーケティング論の先端は開発から人事まで経営のすべてをマーケティングを起点に組み替えるべきだとする統合マーケティング論に進化しつつある。本書を読む限り、著者の「マーケティング」への理解はやや古い。

そうした前提を理解して読むのであれば、本書は面白い。特に後半の「テレビCMの限界」論は説得力がある。かつてCMに実際の専務を登場させ、劣勢をギャグ風に描いたゲーム機会社があった。広告業界では極めて高く評価されたが商品は失敗した。また、家族の崩壊はテレビドラマでは1970年代から描かれているのに、CMが家族幻想から脱皮したのはごく最近。そんな作り手の怠慢をインターネットの普及が襲う。「テレビを中心とした、高度成長期のマス・マーケティングは賞味期限付きの方程式」であり、その期限が「終わろうとするいま」新たな常識が求められていると説く。

他に高度成長の体験から「為せば成る」型の精神論から抜けられないリーダー層や、ブランド万能論を説くコンサルタントらの弊害を指摘したくだりも説得力がある。

■2007/08/24, 日経流通新聞MJ, 14ページ

ウォルマートに呑みこまれる世界
ウォルマートに呑みこまれる世界チャールズ・フィッシュマン 中野 雅司 三本木 亮

ダイヤモンド社 2007-08-03
売り上げランキング : 8896

おすすめ平均 star
starコスト削減の本当の姿が学べます

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ウォルマートの巨大化が消費者の生活や世界の経済・社会システムにどんな影響を与えているか。関係者や研究者などへの綿密な取材をもとに描く。

■2007/08/24, 日経流通新聞MJ, 14ページ

新しい大衆「ロウアーミドル」はこうしてつかめ! 格差時代を生き抜くマーケティング
新しい大衆「ロウアーミドル」はこうしてつかめ!  格差時代を生き抜くマーケティング宮﨑 哲也

PHP研究所 2007-07-26
売り上げランキング : 128551


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まず「中の下」=ロウアーミドル層拡大の背景を解説した後、彼らの価値観、有効な戦略、成功した商品の実例などを紹介する。

■2007/08/24, 日経流通新聞MJ, 14ページ

外国為替取引
外国為替取引
平原社 2007-06
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外国為替取引の重要ポイントを項目に分けてわかりやすく解説。外国為替がわかれば世界経済の動きがわかる。個人投資家はもちろん、実務に携わるかたにもお勧めの一冊。

■2007/08/17, 日経流通新聞MJ, 14ページ

国鉄改革の真実―「宮廷革命」と「啓蒙運動」
国鉄改革の真実―「宮廷革命」と「啓蒙運動」葛西 敬之

中央公論新社 2007-07
売り上げランキング : 26282

おすすめ平均 star
star国鉄からJRへ民営化する過程を詳細に綴った1冊

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現職のJR東海会長による国鉄分割民営化史。国鉄職員のみならず、国中を巻き込んだ大改革はいかにして成功したか、改革のモデルケースが迫真の読み物に

■2007/08/17, 日経流通新聞MJ, 14ページ

コモディティ化市場のマーケティング論理
コモディティ化市場のマーケティング論理恩蔵 直人

有斐閣 2007-07-02
売り上げランキング : 448


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豊富な実例に説得力

コモディティー化=企業間の技術的な格差がほとんど無くなってしまい、提供される商品、サービスに本質的違いが見いだせなくなってしまっている状態。

著者はこのように定義することから本書を説き起こす。

消費者の嗜好(しこう)の個別化によって従来のマーケティングの対象だった大衆が消滅したこと。インターネットの普及により従来型のマーケティングツールが崩壊の危機にさらされていること。様々な切り口でこれまでのマーケティング手法の行き詰まりを分析し、打開策を見いだそうとする試みには、折々に接してきたし、それぞれ十分な説得力を持った本が多かったが、コモディティー化というアプローチには今回初めて出合った。

数多く引用される実在の企業や商品の実例に基づいた論の展開には説得力があり、刺激的。

中でもマーケティングと企業の社会的責任のかかわりについて説いた第7章「社会志向のマーケティング」は興味深く読んだ。社会的責任の問題に積極的に取り組み、そのことによって自社やブランドの価値を高めていく。これからのマーケティング戦略を考えるとき、避けては通れない重要な観点だ。

■2007/08/17, 日経流通新聞MJ, 14ページ

世界のどこにもない会社を創る!―セコム創業者の痛快な起業人生
世界のどこにもない会社を創る!―セコム創業者の痛快な起業人生飯田 亮

草思社 2007-07-31
売り上げランキング : 8300

おすすめ平均 star
starセコムを知りたい方へ

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副題は「セコム創業者の痛快な起業人生」。20代で起業し、会社を立ち上げるだけではなく、これまでになかった「警備業」という業態を生み出した著者の初めての自伝。

■2007/08/10, 日経流通新聞MJ, 14ページ

資生堂ブランド
資生堂ブランド川島蓉子

アスペクト 2007-07-19
売り上げランキング : 2143

おすすめ平均 star
starサラサラとは読めるが
star化粧品に興味がないからか・・・

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「ようこそ、日本へ」。SMAPの歌声をバックに、今が旬の女優たちが次々と登場、美しい黒髪をなびかせる。資生堂のヘアケアブランド「TSUBAKI」のテレビCMだ。2006年に発売されたTSUBAKIは、発売後すぐにシェア1位を獲得、現在も常にトップグループに属する。

資生堂が最近元気だ。各商品分野で生きのいいブランドが次々と立ち上がってきている。本書は、その秘密を解き明かした本だ。関係者への広範なインタビューを元に、商品、経営、歴史なども含めて資生堂のブランド戦略について掘り下げた。

100近くあったブランド数を選択と集中によって30近くにまで減らし、その中でも主要カテゴリーごとに、シェア1位を獲得する強いブランドを打ち立てる「メガブランド戦略」。一方で、顧客との接点を大切にして、関係を深めていく「重点ブランド戦略」。ブランドの性格ごとに、2つの戦略を深化させていることが、今の資生堂の強みだという。

著者が一貫して強調しているのは、各ブランドの戦略が「資生堂ブランド」を背景に置いた美意識や世界観を軸に組み立てられていること。ブランドを形作るのは、そこで働く人々の意識の総体であることが分かる。

■2007/08/10, 日経流通新聞MJ, 14ページ

サマンサタバサ 世界ブランドをつくる
サマンサタバサ 世界ブランドをつくる寺田 和正

日本経済新聞社出版局 2007-07-26
売り上げランキング : 134

おすすめ平均 star
starサマンサタバサの名前の由来はまだ秘密

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海外有名ブランドが圧倒的な存在感を誇るファッションバッグ。この世界にあって、20代の女性を中心に支持層を拡大し、業界関係者の関心を集めているナショナルブランドがある。寺田和正氏が立ち上げた「サマンサタバサ」だ。快進撃の秘訣について、創業社長が語り下ろした。

論旨は極めてシンプルだ。うそをつかず、常に100%を目指して努力し続ける社員・販売スタッフ=「良い人」。ショップで輝きを放ち、凛(りん)とした “たたずまい”を見せる商品=「良いもの」。あのセレブも持っているんだとファンに驚きと喜びを提供するプロモーション=「良い宣伝」。ブランドに最もふさわしい立地で、商品とお客との楽しい出会いを演出できる店=「良い場所」。

ブランド構築には、この4つの「良い」要素が必要とされるが、それらの実現を愚直に追求することこそが、成功の秘密といい、これらの4要素についての考え方、取り組み方などを自らの体験を交えながら明らかにしていく。

「シンプルさに従うことが難しい社会だからこそ、感じた通りに、まっすぐいくことに価値がある」――。こんな発想に基づく同ブランドの試行錯誤と急成長には、ファッションビジネスとは無縁のビジネスパーソンにも参考になる部分が多い。

■2007/08/03, 日経流通新聞MJ, 14ページ

なぜ、予想は裏切られたのか 「こだわり消費」のマーケティング
なぜ、予想は裏切られたのか 「こだわり消費」のマーケティング夏目 幸明

PHP研究所 2007-07-26
売り上げランキング : 145986


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暖める冷蔵庫、大きなケータイ、「鼻セレブ」という名のティッシュ。これまでのマーケティングの枠には収まらない、ヒット商品誕生の法則を解き明かす。

■2007/08/03, 日経流通新聞MJ, 14ページ

そうそう、これが欲しかった!―感性価値を創るマーケティング
そうそう、これが欲しかった!―感性価値を創るマーケティング小阪 裕司

東洋経済新報社 2007-07
売り上げランキング : 243

おすすめ平均 star
star会社経営者、管理職向けの本。

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自社が提供しているものの価値をいかにして消費者に気付かせるか。消費者の心をつかむことで生じる「感性価値」を創造し、売り上げにつなげるための手法を解説。

■2007/08/03, 日経流通新聞MJ, 14ページ

みんな力―ウェブを味方にする技術
みんな力―ウェブを味方にする技術新井 範子

東洋経済新報社 2007-06-15
売り上げランキング : 10009

おすすめ平均 star
star書き込む、ということ
starweb2.0以降の企業から消費者へのアプローチフレームを簡易に説明

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Web2.0時代のマーケティングを、ネットに疎い読者にもわかりやすく解説した本だが、帯では「マーケティングはもういらない。」とうたう。マーケティング本なのに「いらない」とは何か。まえがきに簡潔な説明がある。

かつて市場は「敵」の陣地を奪う「戦場」だった。消費者はオセロのコマのように、互いに意思疎通することなく、企業という指し手次第で表から裏へとひっくり返された。

今は違う。コマとコマがネットを通じ評価を伝えあい、情報を共有する。「みんな」の知識を積み重ね、伝達し、語り合い、問題を解決する。そうした集合知を著者は「みんな力」と名付ける。企業だけの力では、コマはもう裏返せない。消費者の声を聞くだけでもダメだ。企業と消費者という垣根を越え、「みんな」の仲間になり、「みんな」に支持してもらう企業が勝つ。

大量広告とともに発売された某シャンプーと、小規模な公開からクチコミで全国展開につながった某アニメ。シャンプーは発売企業のページにリンクを張るだけのブログが多かったのに対し、アニメはブログ相互がくもの巣のようにつながり合っていることを図解してみせた。「みんな力」とは何かが一目でわかる。

■2007/07/27, 日経流通新聞MJ, 18ページ

プレゼンテーションの教科書
プレゼンテーションの教科書脇山 真治 日経デザイン

日経BP社 2007-06
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映像コミュニケーションを専攻する九州大教授が説く「総合パフォーマンス」としてのプレゼン技術。ダメな例、質問への対応法など、参考になる情報多数。

■2007/07/27, 日経流通新聞MJ, 18ページ

グアムと日本人―戦争を埋立てた楽園
山口 誠 (著)

第二次大戦の激戦地、グアムは戦後いかに「観光地」になったか。『るるぶ』や『地球の歩き方』の記述の変遷をたどるなど、カルチュラル・スタディーズの手法を用い、歴史の「漂白」の仕組みを解き明かす。

■2007/07/27, 日経流通新聞MJ, 18ページ

【新版】小さな会社にも活用できるバランス・スコアカードの創り方
【新版】小さな会社にも活用できるバランス・スコアカードの創り方伊藤 一彦 上宮 克己

同友館 2007-05
売り上げランキング : 96993


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理論の基本から説き起こし、その導入、広い業態での応用の術について分かりやすく解説された「実学の書」。

■2007/07/20, 日経流通新聞MJ, 18ページ

指一本の執念が勝負を決める
指一本の執念が勝負を決める冨山 和彦

ファーストプレス 2007-06
売り上げランキング : 352


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20世紀型エリートから21世紀型プロフェッショナルへ。多くの修羅場に立ち会った元産業再生機構COOの著者による変革の時代の「リーダー論」「プロフェッショナル論」。

■2007/07/20, 日経流通新聞MJ, 18ページ

キリンの流儀―これが「頭で考える営業」だ カネに頼るな、自分に頼れ!
キリンの流儀―これが「頭で考える営業」だ カネに頼るな、自分に頼れ!猪口 修道

プレジデント社 2007-06
売り上げランキング : 6270


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ビール業界トップシェアの座に長く君臨していたキリンビール。商品を売ってお金をもらうのではなく、金をつけてビールを売るという逆転した「価格営業」を続けた。1987年アサヒスーパードライの登場、消費の縮小といった時代の変化に対応することなく、売り上げ、利益を落ち込ませ、ついに2001年業界トップの座をアサヒビールに明け渡した。

01年に社長に就任した荒蒔康一郎氏は「新キリン宣言」を全社に公布する。リベートの廃止。「価格営業」から「価値営業」へ。従来の営業スタイルからのコペルニクス的転換を断行した。しかも「価値」は営業個々が顔の見える顧客のために自分の頭で考え、提供しなければならない。「カネに頼らず、自分に頼れ!」――あるものは小売店舗催事の企画から参加し、またあるものはご当地の食材の振興や町おこしに一役買った。その結果、「価値」創造の成功体験は全社で共有され、再生に向けバラバラだったベクトルが一つへとまとまり始める。「会社は自分たちが動かすものなんだ」

自らの業界にシフトして読み替えていく中で、経営組織論として、営業論として、またモチベーション論として得るものは多い。次は私たちが新たな「価値」を探る番である

■2007/07/20, 日経流通新聞MJ, 18ページ

ポケッツ!―意外に知らない子どもマーケットのヒミツ
ポケッツ!―意外に知らない子どもマーケットのヒミツ博報堂BaBUプロジェクト

弘文堂 2007-06-29
売り上げランキング : 18192


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副題は「意外に知らない子どもマーケットのヒミツ」。現在の子供関連の消費はどうなっているのか、詳細な調査を基に解き明かしたのが本書だ。

少子化でも子供市場がさほど縮小しない理由として、「シックスポケット」説が有名だ。子供1人に対し、両親に加えそれぞれの祖父母、合計6つの経済的ポケットが存在する。この結果、1人あたりの子供にかける金額が膨らんでいるという説明だ。

本書によると、実は子供は平均で7つのポケッツを持っているという。両親、祖父母に加え、叔父叔母、その他親族、両親の友人などがポケッツとして機能している。それぞれが子供にお金を出したい理由やシチュエーションを豊富な実例をもとに面白く読ませる。

子供1人あたりに消費される年間金額の平均は、43万円(食料や日用品など生活必需品を除く)。父親の小遣いなみの金額が子供のための消費に消えている計算だ。普段支出はうち26万円で回数は120回。子供は3日に1回は何かを誰かにもらっている計算になる。

子供の豊かさへの驚きだけではない。本書からは、子供を中心として、ポケッツで結ばれる新たなきずなが生まれていることが読み取れる。少子化時代の新たな家族の形について考えさせられる。

■2007/07/13, 日経流通新聞MJ, 18ページ

変貌する産業とロジスティクス
変貌する産業とロジスティクスジェイアール貨物・リサーチセンター

成山堂書店 2007-06
売り上げランキング : 91717

おすすめ平均 star
star物流と産業動向

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日本の産業の変遷と、それを支えるロジスティクスがどのように機能してきたのかを広範に論じた解説書。物流企業に関する今日の制度を的確にまとめた。

■2007/07/13, 日経流通新聞MJ, 18ページ

リーダーシップは教えられる
リーダーシップは教えられるシャロン・ダロッツ・パークス 中瀬英樹

ランダムハウス講談社 2007-06-14
売り上げランキング : 41681


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リーダーの資質は生まれつきのものではなく、学習によって身につけられる。新教授法「ケース・イン・ポイント」を紹介。

■2007/07/13, 日経流通新聞MJ, 18ページ

徹底予測これが新成長ビジネスだ!―日本をリードする55のフロンティア
徹底予測これが新成長ビジネスだ!―日本をリードする55のフロンティア三菱総合研究所

日本経済新聞出版社 2007-05
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起業を試みたり新事業を考えたりするには、世の中の流れと、産業界の現在の取り組みなどから、どんなビジネスが有望か的確に予想することが欠かせない。「先端技術が支えるビジネス」「自分らしい生活を実現するビジネス」「社会を変えるビジネス」の3つの切り口で、2015年に開花するであろう“ビジネスの芽”を分析・紹介しているのが本書だ。

例えば、「特定保健用食品」や「栄養機能性食品」などの健康志向食品市場。個人の体質や生活習慣、環境から個別に最適化されたものが究極の健康志向食品であり、医療品と同じように、診断・検査と食品開発が一体になったビジネスが創出されると見る。

すでに総医研ホールディングスが「疲労マーカー」という疲労を測る指標を開発、それを生かした健康志向食品に取り組んでいるが、アンチエイジング、美白などを含めて新たな指標(バイオマーカー)が出現、それを利用した食品開発も盛んになるはず――などと記述は平易で具体的だ。

取り上げているテーマは、「不老不死、若返りの夢に近づく再生医療」「ヴィンテージ化する中古住宅ビジネス」「丸めて運べる電子ペーパー」など計55項目。幅広い分野の動きを網羅しており、どんなビジネスチャンスがあるのか、思いを巡らすのに役立つ。

■2007/07/06, 日経流通新聞MJ, 18ページ

できない人ほど、データに頼る
できない人ほど、データに頼るアンディ・ミリガン ショーン・スミス 酒井 光雄

ダイヤモンド社 2007-04-20
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どれだけデータを集めても、顧客の心はつかめない。「見て、感じて、考えて、実行する」ことで直感をビジネスに生かす手法を解説。

■2007/07/06, 日経流通新聞MJ, 18ページ

指定管理者は今どうなっているのか
指定管理者は今どうなっているのか中川 幾郎 松本 茂章

水曜社 2007-04
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多くの指定管理者が再選定されるであろう07~08年度に向け、制度の今とこれからを様々な立場から検証・提言する。

■2007/07/06, 日経流通新聞MJ, 18ページ
 
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