日経流通新聞MJ連載の書評を紹介します。

メイン > 日経流通新聞MJ『身につく読書』 2006年1月6日~3月31日

「物語力」で人を動かせ!―ビジネスを必ず成功に導く画期的な手法
「物語力」で人を動かせ!―ビジネスを必ず成功に導く画期的な手法平野 日出木

三笠書房 2006-03
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企画、交渉から部下指導まで、世界のリーダーたちを成功へと導いたのは「物語」を熱く語る力。物を売る場でも自在に応用できる。

■2006/03/31, 日経流通新聞MJ, 18ページ

熱狂する社員 企業競争力を決定するモチベーションの3要素
熱狂する社員 企業競争力を決定するモチベーションの3要素デビッド・シロタ スカイライトコンサルティング

英治出版 2006-02-02
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やる気を高める企業・職場・仕事とは? 250万人もの勤め人への取材を通してその答えを探る。

■2006/03/31, 日経流通新聞MJ, 18ページ

招客招福の法則―儲けの王道がみえる88の話
招客招福の法則―儲けの王道がみえる88の話小阪 裕司

日本経済新聞社 2006-03
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「一人の客を百倍にする方法」「ビールが正価で売れる店」――。全国の商売の現場で実際にあった、今すぐ使える“目から鱗のエピソード”を一挙公開。

■2006/03/24, 日経流通新聞MJ, 18ページ

日本の富裕層―お金持ちを「お得意さま」にする方法
日本の富裕層―お金持ちを「お得意さま」にする方法臼井 宥文

宝島社 2006-02
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一般の消費者とは全く異なるニーズを持つ富裕層をお得意様にする方法を、富裕層向けライフスタイル誌『SevenHills』を発行する著者が解説。

■2006/03/24, 日経流通新聞MJ, 18ページ

ビジネス人間学―「超」のつく成功者になる94の法則
ビジネス人間学―「超」のつく成功者になる94の法則ハーヴィ マッケイ Harvey Mackay 栗原 百代

日本経済新聞社 2006-02
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新入社員を迎え、ビジネス街は華やいだ雰囲気に包まれる時期だが、気を緩めてはいられない。交渉、セールス、人脈作り、部下との人間関係……何げないビジネスシーンに、凶暴なサメが潜む。

そうした危険を避けてビジネス人生を泳ぎ切り、成功者になる人間術を伝授するのが本書。ビジネススクールなどでも採用され、全世界で四百万部を突破したベストセラー書の最新改訂版だ。

ハーヴィ・マッケイは二十六歳で買った赤字会社を、年商一億ドル企業に育て上げたほか、コラムニスト兼作家としても有名。経済誌フォーチュンなどでは「行動力の男」として紹介され、そのビジネス人生で得た数々の教訓を、読み切り形式の九十四講座にまとめた。

顧客と密接な関係を築く方法では、顧客についての六十六の質問に答えるよう求めている。出身大学から熱中している趣味、配偶者や子供の名前……。質問は多岐にわたり、情報をどう使えば効果的かも記している。

目次には「にっこり笑って舌がちぎれるまでノーと言おう」「人をこっぴどく叱(しか)る最善の方法」など魅力的な講座名が並ぶ。具体的な話を使いながら分かりやすくまとめている。

■2006/03/24, 日経流通新聞MJ, 18ページ

ブランディング・イン・チャイナ―巨大市場・中国を制するブランド戦略
ブランディング・イン・チャイナ―巨大市場・中国を制するブランド戦略山下 裕子 一橋大学BICプロジェクトチーム

東洋経済新報社 2006-03
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消費大国に育ちつつある中国を舞台に繰り広げられる企業のブランド競争の実態に迫る。

■2006/03/17, 日経流通新聞MJ

文句を言う技術―相手も自分も得する人間関係をつくる!
文句を言う技術―相手も自分も得する人間関係をつくる!谷川 須佐雄

有楽出版社 2006-03
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文句が言いたくても言えないのは、お互いに不幸なことだ。相手も、自分も得する人間関係を作れる文句の付け方を伝授する。

■2006/03/17, 日経流通新聞MJ

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる梅田 望夫

筑摩書房 2006-02-07
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何が起きているかは分からないが、何かすごく進んでいそうなウェブの世界――。誰もが思い浮かべるこうしたヤマ勘が、自分が思っている以上に的中していることを実感できる。この一冊で今、世界中のネット社会で起きている地殻変動のおおよそが把握できることは請け合いだ。

例えば、ネットを利用したことがある人なら誰でも一度は使ったことがある検索サイトの「グーグル」。何気なく使っているこのサイトは気が遠くなりそうな壮大な目標に向かって着実に進んでいるらしい。

筆者によれば、フジテレビ・ライブドア問題やTBS・楽天問題も、ことの本質はすべてウェブの世界で進んでいる大きな変革のうねりに端を発しているということになる。「ロングテール現象」などマーケティングではもはや常識となりつつあるトピックについても、その重要さや、落とし穴が詳述されている。

特筆すべきことは平易な言葉で実に頭に入りやすい点だ。「気づいたときには、色々なことがもう大きく変わっていた」(筆者)事態に陥らないように、ウェブの世界は専門用語ばかりでどうも、と敬遠してきた方にこそお薦めの書だ。

■2006/03/17, 日経流通新聞MJ

「買う気」にさせる魔法の言葉―お客様の心をビシッとつかむ提案術
北山 節子

ぬくもりのあるあいさつ、心のこもった商品説明。すご腕の販売員・店長を経て現在は接客アドバイザーの著者が実体験を基に解説。

■2006/03/10, 日経流通新聞MJ

上流顧客を満足させるプロフェッショナル・サービス
上流顧客を満足させるプロフェッショナル・サービス酒井 光雄

日本能率協会マネジメントセンター 2006-02
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ザ・リッツ・カールトンやレクサス。サービス水準で定評があるブランドの裏側に迫る。

■2006/03/10, 日経流通新聞MJ

会社を辞めずに自分の店を持つ 週末店主
会社を辞めずに自分の店を持つ 週末店主柏木 珠希

日本実業出版社 2006-02-21
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「いつかは自分の店を持ちたい」。趣味に熱中する若者から脱サラを考える中高年まで、店のオーナーになりたいという夢を持つ人は多い。しかし、現実には商売は厳しく、独立して成功するのはほんの一握りだ。

平日は会社に勤め安定した収入を確保し、週末や休日だけ店主になる。リスクを抑え夢をかなえるノウハウを解説した入門書だ。日曜だけの古書店店主、週末だけのバーテンダーなど四人のケーススタディーはQ&A付きで親切。開業計画立案から始まり実際の開店までを八つのステップで紹介したり、警察署や保健所などに必要な手続きをチェックシートにしたり、わかりやすさと実用性を大切にしている。

週末店主が成功する秘訣として本書が強調しているのは「無理せず楽しんで」。物販なら三坪程度、自分一人で切り盛りできるスペースにとどめ、家賃が安い古くて立地の悪い店をあえて選びレトロ感や隠れ家感を店の個性にしてしまう。やめどきは、精神的な疲れを感じたり、運営資金を本業の給料で補てんするようになったりした時。本業を充実させたうえでの、生活の彩りという位置づけが無難なようだ。

■2006/03/10, 日経流通新聞MJ

ブランド王国スイスの秘密
ブランド王国スイスの秘密磯山 友幸

日経BP社 2006-02-23
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時計、金融、国際政治、観光、風土。国家自体が巨大な「ブランド」であるスイス。世界の「ヒト、モノ、カネ」はなぜスイスに集まるのか。

■2006/03/03, 日経流通新聞MJ

〈デパ地下仕掛け人の〉お客を喜ばせる現場マーケティング
〈デパ地下仕掛け人の〉お客を喜ばせる現場マーケティング樋口 武久

河出書房新社 2006-02-21
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「東急フードショー」のオープンに携わった著者がデパ地下マーケティングのノウハウを公開。デパ地下を見る目が変わります。

■2006/03/03, 日経流通新聞MJ

小売店長の常識
小売店長の常識木下 安司 竹山 芳絵

日本経済新聞社 2005-12
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売り場作りから部下の指導、情報管理まで、多岐にわたる仕事のポイントを一冊に凝縮。

■2006/02/24, 日経流通新聞MJ

マーケティングは「嘘」を語れ!―顧客の心をつかむストーリーテリングの極意
マーケティングは「嘘」を語れ!―顧客の心をつかむストーリーテリングの極意セス ゴーディン Seth Godin 沢崎 冬日

ダイヤモンド社 2006-02
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顧客の心をつかむには事実だけを伝えるのではなく、信じたくなる物語を作ること。その仕組み作りがよくわかる。

■2006/02/24, 日経流通新聞MJ

独身王子に聞け!―30代・40代独身男性のこだわり消費を読む
独身王子に聞け!―30代・40代独身男性のこだわり消費を読む牛窪 恵

日本経済新聞社 2006-02
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個人消費の世界で存在感を増すのが「新富裕層」だ。流通・サービス企業の担当者が血眼になって追うのは二〇〇七年から順次定年を迎えるリタイア団塊の動き。だがもう一つ、見落とせない消費集団がいる。三十、四十代の男性たちだ。すでに消費の表舞台に姿を現しつつあるが、とりわけ可処分所得の多い「独身王子」たちは大きな消費パワーを秘めている。

独身男性は「結婚しない女、結婚できない男」といった対比でとらえられ、「毒男(どくお)」といった具合に茶化した言葉で揶揄(やゆ)されることが多い。六十人にも及ぶ独身王子たちを徹底的に取材、知られざる実態や本音を浮き彫りにしているのが本書だ。

雑誌「LEON」でちょいモテの小技を学び、かけひき上手の「モテ系」、若さと健康に磨きをかけるイケメン志向の「ナルシー系」、少年のような瞳と心を忘れない「やんちゃ系」、伊勢丹メンズ館で武装する「デキル系」……。読みやすいよう面白くタイプ別に分類してあるが、それぞれに生の声をふんだんに盛り込み、ライフスタイルから恋愛観まで浮き彫りにしている。マーケッターに欠かせない情報が詰まっている。

■2006/02/24, 日経流通新聞MJ

はじめてのパン&ケーキ屋さんオープンBOOK―図解でわかる人気のヒミツ
はじめてのパン&ケーキ屋さんオープンBOOK―図解でわかる人気のヒミツバウンド

技術評論社 2006-02
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パンやケーキの店を開きたい人のために、初歩から答える実用的な開業マニュアル。写真も豊富で眺めても楽しい。

■2006/02/17, 日経流通新聞MJ

正しい接客マナー
正しい接客マナーインソース 舟橋 孝之

日本能率協会マネジメントセンター 2006-02
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接客の基本技術を丁寧に分かりやすく解説した入門書。すべての基本を図解で解説。

■2006/02/17, 日経流通新聞MJ

移動販売で成功する本―みんなでHAPPYになろうよ
移動販売で成功する本―みんなでHAPPYになろうよ烏川 清治

旭屋出版 2006-02
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東京・大手町のサンケイビル前など、都内のオフィス街で最近よく見かける屋台村。色とりどりの車が多国籍の個性的なランチを販売し、OLやビジネスマンが列を作る。〇六年一月現在、百二十台を超える移動販売者が登録、都内八カ所に展開する「ネオ屋台村」の発案者で、“村長”役を務める烏川氏が、ビジネスのノウハウを惜しみなく紹介した。

烏川氏は、父の商売だったホットドッグの移動販売を小学校四年生の時から手伝ったという筋金入り。自分の工夫や努力が売り上げに結びつく面白さも、予期せぬ大雨で大量の在庫を抱えてしまう怖さも知り尽くしている。自身の経験を交えながら、近隣の店などとのトラブルを避けるためにも緊密なコミュニケーションが最も大切で、臨機応変な現場主義が欠かせないとの言葉には説得力がある。移動車の仕様や営業許可手続きの詳細の解説などもあり、商売を始めたい人には格好の入門書だ。

都内に次々と登場する大型複合ビルに入居するのは、ランチ数千円といった高級店が多い。近代的なビルの住民が昼食難民となり、屋台に救われる構図はちょっと皮肉だ。

■2006/02/17, 日経流通新聞MJ

おりこうさん おばかさんのお金の使い方
おりこうさん おばかさんのお金の使い方板倉 雄一郎

幻冬舎 2005-12
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自己破産した経験のある著者から見た日本経済、金融・証券市場の仕組みなどをわかりやすく解説する。

■2006/02/10, 日経流通新聞MJ

消費社会のゆくえ―記号消費と脱物質主義
消費社会のゆくえ―記号消費と脱物質主義間々田 孝夫

有斐閣 2005-12
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高度成長期から低成長、そしてバブル経済とその崩壊の過程で変貌(へんぼう)して生きた消費活動について分析する。

■2006/02/10, 日経流通新聞MJ

ブランド・インサイト―ブランドの深層と潮流を読み解く30の講座
ブランド・インサイト―ブランドの深層と潮流を読み解く30の講座足立 勝彦 市川 嘉彦

晃洋書房 2005-10
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ブランドについて論じる場合にはどうしても供給サイド(企業)側からの視点が多くなる。本書は「ブランドは消費者のものである」とする立場をとり、ブランドというとらえどころのない存在を詳細に分析しようとしている。

本書は一つ一つのテーマを講座方式で取り上げており、その講座数が三十もある。

「ブランドとは何か」「ネーミング」「ブランド・ロイヤルティ」「ブランド価値」「ブランド・マネジメント」――などとマーケティングの基礎的なキーワードについていろいろな事例をもとに解説する。そして理解度を確認するための問題を用意している。一種のドリルのような感覚で読める。

従来、ブランドを確立するのは高価な商品やサービスだと考えられてきたが、今では「ユニクロ」や「セブンイレブン」のように身近な存在が一種のブランドとして定着してきていると指摘する。社会的な文脈の中で、「ブランド」が制度化しているという。

その解明のために心理学や認知科学的なアプローチが試みられており、成熟社会、差別社会を理解する上での材料も提供してくれる。

■2006/02/10, 日経流通新聞MJ

2010年の日本―雇用社会から起業社会へ
2010年の日本―雇用社会から起業社会へ山田 澤明 神尾 文彦 齊藤 義明

東洋経済新報社 2005-12
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団塊自由人、自分探しまん延社会など、予測本ではない。差し迫った将来への戦略書だ。

■2006/02/03, 日経流通新聞MJ

考える技術・書く技術 ワークブック〈上〉
考える技術・書く技術 ワークブック〈上〉バーバラ ミント Barbara Minto 山崎 康司

ダイヤモンド社 2006-01
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考える技術・書く技術 ワークブック〈下〉
考える技術・書く技術 ワークブック〈下〉バーバラ ミント Barbara Minto 山崎 康司

ダイヤモンド社 2006-01
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ピラミッド原則を駆使し考え、書く技術を書き込みながら自分のものにするためのロングセラーの実践編。

■2006/02/03, 日経流通新聞MJ

ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術
ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術斎藤 由多加

幻冬舎 2006-01
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「シーマン」などの人気ゲームを制作するゲーム作家の発想術を公開。人と違う発想をするための目の付け所、考え方がよく分かる。

■2006/01/27, 日経流通新聞MJ

顧客満足を生み出す仕組み―この18社に見つけた!
顧客満足を生み出す仕組み―この18社に見つけた!瀬戸川 礼子

同友館 2005-12
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様々な業種で顧客満足向上に成功している企業の具体的な取り組みを紹介し、共通する戦術・社内文化を探る。

■2006/01/27, 日経流通新聞MJ

林文子 すべては「ありがとう」から始まる
林文子 すべては「ありがとう」から始まる岩崎 由美

日本経済新聞社 2006-01
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ダイエーの先行きに小さな明かりがともった。昨年十一月、十二月と既存店売上高が前年実績を上回ったのである。厳冬という季節要因が味方したが、フォローの風を生かせる素地が整ってきたともいえる。ムード作りに一役買っているのが林文子会長兼CEOの存在だろう。

前職はBMW東京社長。三十一歳で飛び込んだ圧倒的な男性優位の自動車販売の世界で実績を積み上げていくには、当然ながら徹底した工夫と努力が欠かせない。徹底的に磨きをかけたのが対人術。ダイエーでも全店を回り、社員、顧客の声に耳を傾けているが、きめ細かい気配りと併せて、独自の意思疎通方法が周囲をその気にさせ、経営者として大成することにもつながった。

「顧客の立場で考え、思いやりを届けることが大切。組織は一人ひとりの集合体。やる気が会社を元気にする」――。林会長の考えをまとめるとこんな一文になるが、本書は、林会長が具体的にどうしてきたかを親しいジャーナリストの筆を通して描き出す。管理職、経営者にとって参考になり、中でもコミュニケーション術の磨き方をまとめた十八のポイントは大いに役立つ。

■2006/01/27, 日経流通新聞MJ

芸術創造拠点と自治体文化政策―京都芸術センターの試み
芸術創造拠点と自治体文化政策―京都芸術センターの試み松本 茂章

水曜社 2005-12
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閉校となった小学校の校舎を活用し、地域の芸術創造の拠点としてまちづくりに生かす取り組みを包括的に検証。

■2006/01/20, 日経流通新聞MJ

まちづくりと景観
まちづくりと景観田村 明

岩波書店 2005-12
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長野県小布施町、山口県宇部市など国内からコペンハーゲンやフィレンツェなど海外まで。豊富な事例を示しながら、美しい景観を護るまちづくりを考察。

■2006/01/20, 日経流通新聞MJ

日本一うまい魚の食べ方
日本一うまい魚の食べ方生田 與克

中経出版 2005-12
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「俺の場合は1時間以上煮るよ。するってぇと、箸で持てないぐらいにフアッフアッに煮上がるよ。溶けるぜっ」「横からじゃなくて上から見てごらん。旬を迎えたやつは、肩んところがグーッと盛り上がって、魚体の幅が違うんだ」

前者はアナゴの調理法、後者は旬のイワシの見分け方。出てくる魚、魚が生き生きとしてうまそうだ。著者は築地のマグロ仲卸業、鈴与の三代目。プロの魚の選び方、自分が日々実践しているおいしい調理法を満載した。

肩が凝らず、楽しく読める本だがサビも利いている。何でもかんでも新鮮な方がいいというのは間違いで、カツオのようにしめてから一日二日寝かせた方が味のいい魚も多い。大間のマグロがうまいのは冬の一時期で、行き過ぎたブランド魚信仰よりも旬の魚を食べるほうがよほどいい。消費者の誤解を助長する飲食店や小売店の売り方にさりげなく苦言を混ぜる。

著者のホームページ「築地の魚河岸野郎」やブログ「築地魚河岸若旦那日記」も大人気という。買わせんがための大量のグルメ情報に振り回される消費者が、今最も求めている食のコンテンツなのかもしれない。

■2006/01/20, 日経流通新聞MJ

明日の世界を読む力―ビジネスリーダーのための
明日の世界を読む力―ビジネスリーダーのためのポール・A. ラウディシナ Paul A. Laudicina 深沢 政彦

東洋経済新報社 2005-11
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グローバル化、人口動態などから新しい消費者像を描く。大手シンクタンク、A.T.カーニーの提言書。

■2006/01/13, 日経流通新聞MJ

ブランド・ハイジャック~マーケティングしないマーケティング
ブランド・ハイジャック~マーケティングしないマーケティングアレックス・ウィッパーファース 酒井 泰介

日経BP社 2005-10-06
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供給サイドでなく、消費者がブランドを育てる新たなマーケティング手法を紹介する。

■2006/01/13, 日経流通新聞MJ

現代中国の流通と社会
現代中国の流通と社会田中 道雄 栗田 真樹 鄭 杭生

ミネルヴァ書房 2005-11
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中国が目覚ましい経済発展を遂げ「世界の工場」から「消費大国」へと変貌を遂げる姿を日本と中国の研究者が共同で分析する。

本書は一章から五章までを日本側が執筆し、六章から十章までを中国側が担当した。前半部分はフィールド調査などを通して中国の消費市場の現状について、いわゆる近代経済学や統計的アプローチで中国の経済社会に肉薄している。中国の商店街の発展の過程や中国人の価値観の変化などを具体的にわかりやすく紹介。これから中国へ進出を計画する日本企業にとって中国の消費市場の概略を把握するのに役立つ内容になっている。

後半部分は日本人研究者ではなかなか踏み込めない中国の政治体制、社会構造などについて、中国の研究者が受け持つことで専門性を高めた。日本企業が有望市場と見ている中国の富裕層の成立過程を歴史的分析から解きほぐす。かつて科挙に合格する子弟は必ずしも裕福な家庭背景があるものではなく、比較的よい社会移動のメカニズムが存在し、誰もが競争することで体制を変革する原動力になったと指摘するなど中国の今と歴史をつなぐ好著である。

■2006/01/13, 日経流通新聞MJ

団塊サードウェーブ―新しい大人文化が生まれる
団塊サードウェーブ―新しい大人文化が生まれる博報堂エルダービジネス推進室

弘文堂 2005-12
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2007年、団塊世代の定年退職は、独自の文化と価値観を持つ新しいマーケットの誕生を意味する。本書は年代記的、団塊世代研究書。

■2006/01/06, 日経流通新聞MJ

実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか
実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのかジェフリー・フェファー ロバート・I・サットン 長谷川 喜一郎

ランダムハウス講談社 2005-12-23
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知識はある。やり方もわかるのに実行できない。行動力不全を解消し、実行に移せる組織作りを示す。

■2006/01/06, 日経流通新聞MJ
 
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